第3回(5):浅島 誠「発生生物学からみた生命科学」
Listen now
Description
器官形成のしくみ 器官形成メカニズムは、個体全体の構造と器官形成の相互作用、器官発生における組織間の相互作用、器官形成における様々な遺伝子の働き、の3つのスケールで捉え、各段階での構造と機能の相互関係を理解することで、明らかにできる。本講義では、位置情報の保持に関わる分節構造、上皮・間充織間での相互作用による誘導について紹介する。遺伝子による制御の例としては、体節形成、消化管形成、心臓形成などの分子メカニズムを取り上げる。これらの器官形成はみな、多段階の誘導の積み重ねによるものである。
More Episodes
ウイルス感染の原理 ウイルスは、ヒトなどの宿主に感染し、はじめて増殖が可能となる。このようなウイルスと宿主は必然的に自然生態系を形成し、共に進化してきた。両者の関係は調べれば調べる程絶妙であることが分かる。ウイルス感染現象の分子レベルの解析は、生命科学領域に新たな課題を提出し続けている。また、次々と登場する新たなウイルスに人類は対応していかねばならない。ひたすらウイルスを知り、ウイルスに学ぶ姿勢が大切である。
Published 12/16/06
ウイルス感染の原理 ウイルスは、ヒトなどの宿主に感染し、はじめて増殖が可能となる。このようなウイルスと宿主は必然的に自然生態系を形成し、共に進化してきた。両者の関係は調べれば調べる程絶妙であることが分かる。ウイルス感染現象の分子レベルの解析は、生命科学領域に新たな課題を提出し続けている。また、次々と登場する新たなウイルスに人類は対応していかねばならない。ひたすらウイルスを知り、ウイルスに学ぶ姿勢が大切である。
Published 12/16/06