第7回(4):廣川 信隆「分子モーターから観た生命科学」
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分子モーターはどのように動くか 私たちの体を構成する神経細胞を始めとするすべての細胞は、合成した蛋白質を多くのモーター分子群により微小管のレールの上を巧妙に送り分けている。この細胞内物質輸送の分子機構は、脳の発生、神経回路網の形成、記憶、学習などの脳の高次機能など多彩かつ重要な生命現象を司っている。また、生物学の重要な課題である分子モーターの作動機構についても明らかになってきた。この講義では、分子モーターを視点として生命を俯瞰し、総合科学としての生命科学の最先端を分子の言葉で紹介する。
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ウイルス感染の原理 ウイルスは、ヒトなどの宿主に感染し、はじめて増殖が可能となる。このようなウイルスと宿主は必然的に自然生態系を形成し、共に進化してきた。両者の関係は調べれば調べる程絶妙であることが分かる。ウイルス感染現象の分子レベルの解析は、生命科学領域に新たな課題を提出し続けている。また、次々と登場する新たなウイルスに人類は対応していかねばならない。ひたすらウイルスを知り、ウイルスに学ぶ姿勢が大切である。
Published 12/16/06
ウイルス感染の原理 ウイルスは、ヒトなどの宿主に感染し、はじめて増殖が可能となる。このようなウイルスと宿主は必然的に自然生態系を形成し、共に進化してきた。両者の関係は調べれば調べる程絶妙であることが分かる。ウイルス感染現象の分子レベルの解析は、生命科学領域に新たな課題を提出し続けている。また、次々と登場する新たなウイルスに人類は対応していかねばならない。ひたすらウイルスを知り、ウイルスに学ぶ姿勢が大切である。
Published 12/16/06