町田徹のふかぼり!(2024.4.12放送分)
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2024年4月12日放送 今日の「町田徹のふかぼり」のテーマは 『長引く円安と、誤解が渦巻く為替介入という政策。』 おととい10日のニューヨーク外為市場で円が34年ぶりの安値をつけました。円安は、輸出が多い企業や、価格にとって転嫁できる大企業にはプラスですべての経済主体にとってマイナスということではありません。外貨建ての資産をたくさん持っているような人を除けば、家計には厳しい話ですよね。 政府はすぐに円安を止められないものなんでしょうか?直接的で、かつ効果的なアメリカ・ドルに対する円安対策の政策と言えば、まず、日米2国間の金利の格差を縮めることが考えられます。とはいえ、今の情勢を考えると、この金利格差の縮小は難しいと言わざるを得ません。というか、そもそも、当分の間、日米間の金利格差は縮小しないだろうという見方が強まったことが、今回の円安のきっかけですよね。 急ピッチで円安が進むようならば、市場介入は現実になるはずで、市場は緊迫してきたと、僕は思います。 今日は、市場介入を巡る俗説に切り込む「為替介入の心理学」というタイトルのリポートを先月公表されたばかりの、リコー経済社会研究所の竹内淳主席研究員をゲストにお招きして詳しくお話を伺っていきたいとおもいます。 番組公式X!!(旧Twitter)「町田徹のふかぼり3兄弟」 @tetsu_fukabori3をフォローして、番組に関する情報をどんどんキャッチしましょう!
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2024年5月3日放送 今日の「町田徹のふかぼり」のテーマは 成長性に注目!今、相次ぐ民間企業の宇宙ビジネスへの参入。背後には、アポロ計画時代と変わらない大国の覇権争いも。 宇宙ビジネスを展開する民間企業と言えば、アメリカのEV=電気自動車メーカーを率いるイーロン・マスク氏のスペースXがあまりにも有名ですが、日本でも三菱重工業とかIHI、SUBARUと言った老舗企業だけでなく、ベンチャー企業が続々とこの分野の持つ潜在成長力に惹き付けられて参入しています。その意味では、夢のある話ですよね。 夜空を見上げると大きく広がっている宇宙空間でのビジネスの話はどうでしょうか?科学技術の専門家として、...
Published 05/03/24
Published 05/03/24
2024年4月26日放送 今日の「町田徹のふかぼり」のテーマは 『同盟国の日本企業のアメリカ企業買収にダメを出した』バイデン政権の危うさとは? かつて、いずれも世界一だったことがある鉄鋼会社、日本製鉄によるアメリカのUSスチール買収が限りなく危うくなっており、先々週の金曜日(4月10日)、わずか2週間前に、岸田総理とバイデン大統領が日米首脳会談を行い、共同声明を公表して謳い上げた日米間の経済連携の脆さを早くも浮き彫りにした、というお話をしようと思います。日本製鉄のUSスチール買収を巡って何が起きているのか。買収契約の締結以来、およそ4カ月の動きと現状、そして、この状況が浮き彫りにした将来...
Published 04/26/24