Description
兄との雑談を番外編として配信しています。
2023年1月27日に収録したものです。
Web版『あの日の交差点』(https://thosedaysjunction.notion.site/fdd16d3538bd45acb1233fccd4ebd344)もやっています。
ネットワークの関係で一部音声の乱れがあります。
【内容】
『スマホ時代の哲学』を再読している / 谷川嘉浩さんの中央公論の記事「2010年代ヒット漫画に見られる饒舌と沈黙。だから炭治郎は感情や思考をはっきり語り続ける」「消費者が求める「体験」の再編集 ネタバレを避ける人と求める人」「コンテンツの内と外は不可分に 異世界系ウェブ小説と「透明な言葉」の時代」 / 異世界転生系のタイトルと冷凍食品の名前 / 透明性と最小の参加で内容を了解できること / 消費の仕方をコントロールしたいという欲求 / 快楽的なだるさ / 「最小の参加で済む」というキーワード / 「常に気持ちいいように受け取る」ってほんとに健康? / 失敗したくて失敗するわけではない / おもしろいかどうかはこっちに決めさせてくれ / コスパとタイパはただの「気分」? / スマホは気持ち良すぎる / 動きが速ければ速いほど中毒的? / 電子書籍のスマホの快楽とSNSのスマホの快楽の違い / スマホに熱中している時は「脳の快楽」だけで生きている? / 対極としての「身体で生きる」 / 限られたチャンネルで世界を知覚している? / その流れで田中彰吾『自己と他者:身体性のパースペクティヴから』を読んだ / 感情・意志至上主義を解体したい / 身体はみずからに備わる能力に見合うしかたで、世界を行為可能性の場として私に開示する / 徒歩移動における世界と自転車移動における世界 / 身体は精神と世界の間のようでもあり、きっぱり分かれるものでもない / 行動が意志(感情)を作る / もっと手を使いたい / 身体で生きている時は孤独ではなくなる? / 受験によって身体化してしまった自己実現カルチャーをいかに解体するか / 『「あなた」の哲学』 / 『いのち、響きあう』 / 身体と私に関心が向いたきっかけだった
【参考資料】
・谷川嘉浩『スマホ時代の哲学失われた孤独をめぐる冒険』<ディスカバー・トゥエンティーワン, 2022>(https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-2913-9)
・同『2010年代ヒット漫画に見られる饒舌と沈黙。だから炭治郎は感情や思考をはっきり語り続ける』(中央公論)(https://chuokoron.jp/culture/118044.html)
・同『消費者が求める「体験」の再編集 ネタバレを避ける人と求める人』(中央公論)(https://chuokoron.jp/culture/120642.html)
・同『コンテンツの内と外は不可分に 異世界系ウェブ小説と「透明な言葉」の時代』(中央公論)(https://chuokoron.jp/culture/118833.html)
・田中彰吾『知の生態学の冒険 J・J・ギブソンの継承 自己と他者:身体性のパースペクティヴから』<東京大学出版, 2022>(https://www.utp.or.jp/book/b598915.html)
・『#1 関屋裕希さんと、リモートワークの「休み」について語り合う』(『遅いインターネット』『休む』ことについて、ゆるゆると(でも深く)考えていくダイアローグ)(https://slowinternet.jp/article/thinkaboutrest01/)
・あの日の交差点『【番外編】#16(前編) ワールドカップ、小沢健二、そして生活!—身体に流れるリズムの解放—』(https://anchor.fm/u771fu663cu306eu6df1u591c/episodes/16-e1s0313)
・村瀬学『「あなた」の哲学』<講談社新書, 2010>(https://bookclub.kodansha.co.jp/product?i