#7 研究は博打?(ゲスト:鯨井智也さん(東大定量研助教))
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東大定量科学研究所(胡桃坂研究室)助教の鯨井智也をゲストにお呼びしました。鯨井さんはクロマチン構造分野で次々に新しい構造を決められており、特にRNAポリメラーゼ2とヌクレオソームを中心とした転写複合体の構造や、自然免疫にかかわるcGASとヌクレオソームの構造などでトップジャーナルにも多くの論文を出されています。今回クロマチン構造解析の歴史やこれまでの研究の裏話などをお聞きしました。(収録日2022.10.21) Shownotes: 胡桃坂研究室 木村宏先生 Mintobody(例) 抗体の論文 ①H3.Yの話 3.Y=ヒストンバリアントH3.Y (最初説明も忘れた上に、3.1って言っている気がします、すいません。) 鯨井さんの論文 (NAR, 2016とNucleus, 2017) ヌクレオソームの高分解度構造(1997) H2A.Zを含むヌクレオソーム構造 (2001) H3.Tの構造 (2010) H3.Yは2010年に発見された CENP-Aの構造 堀越さんがH2A.Z 有村さんがH2A.B ②Pol2の話 鯨井さんの論文(Science, 2018; Science, 2019; Science, 2022) 大川先生 細胞内でヌクレオソームは転写のバリアになっている(Steven Henikoffラボの論文) 関根先生 町田さん(の論文) Grafix法 SMARCAD1-nucleosomeの構造 Cramerラボと競争になっていた Seychelle M. Vos ③cGASの話 鯨井さんの論文(Science, 2020) 同時に出た4本の論文(1, 2, 3, 4) 船曳先生 CENP-N Christian Zierhut (2019年にCellに論文出してる) GFP-cGASでの局在解析 2019年のeLife Nicolas Thoma
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Published 04/02/24
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Published 02/28/24