Episodes
理化学研究所で研究室を主宰されている岩崎信太郎さんをゲストにお呼びしました。泊研でのエピソードから、バークレー(Ingoliaラボ)での留学話、最近の岩崎研での研究からさらなる展開まで一連の翻訳研究についてお聞きしました。また留学アドバイスなどもいただきました。ちなみにエピソード内で言及を忘れていましたが、岩崎さんと管理人は留学先の建物が同じであるとともにボスのボスが同じ(Dr. Jonathan Weissman)という点でも共通でした。(収録日2024.03.28) 岩崎ラボホームページ 泊ラボホームページ Nick Ingolia lab 坪山さんの回
Published 04/02/24
熊本大学発生医学研究所教授の石黒啓一郎さんをゲストにお呼びしました。坂野研時代のエピソードから、留学時のエピジェネ研究の黎明期の様子、さらに減数分裂のキー因子Meiosinの発見からさらなる展開までお聞きしました。さらに職業として学問を行う心構えについてもお聞きしました。(収録日2024.02.08) 石黒研究室 坂野先生 坂野研の時の論文 留学先での論文 Meiosinの論文
Published 02/28/24
東大工学部で准教授として研究室を主宰されています平林祐介さんをゲストにお呼びしました。これまで平林さんが成果をあげられてきた神経幹細胞のクロマチンによる運命制御機構の解明やオルガネラ相互作用の研究について、留学事情や日本での独立事情などキャリアについてのトピックも交えてお話ししました。(収録日2023.11.07) 今回収録時間の関係もあり研究内容の詳細をお話ししていないので、以下を参考にしていただければ幸いです(文責/管理人)。 ・最初の仕事(Development, 2004)神経幹細胞研究の黎明期にWntシグナルが神経幹細胞のニューロン分化を促進することを報告。in vitro, in vivoの両方においてWntシグナルの活性化により神経幹細胞からニューロンへの分化が促進する。 ・ポリコームの仕事(Neuron, 2009)Wntは発生後期にも活性化しているにも関わらずニューロン分化が起きないメカニズムとして、ヒストン修飾による遺伝子発現の抑制を報告。 ・留学先での仕事(Science,...
Published 12/03/23
東大/生産研で今年度から研究室を主宰されています坪山幸太郎さんにお話をお伺いしました。オートファジー/RNAサイレンシング機構/HEROタンパク質群の研究から最近のタンパク質の安定性を決めるアミノ酸配列ルールの研究に至るまでどれも非常に感銘を受けました。研究をうまく進めるためのヒントも盛りだくさんだと思います。(収録日2023.08.03) 坪山研ホームページ 水島研 ホームページ 水島研での坪山さんの論文 泊研ホームページ 泊研での坪山さんの論文1 (HSP) 泊研での坪山さんの論文2 (HERO) 岩崎さん(ラボHP) 深谷さん(ラボHP) Gabriel Rocklinラボ David Barkerラボ Rocklinラボでの坪山さんの論文 Rocklinさんの論文
Published 09/08/23
NIHでPIをされている明楽隆志さんをゲストに、メンデルの法則に従わない利己的なDNAの遺伝 (Meiotic Drive) の研究について、またアメリカでの研究事情などについてお聞きしました。さらに最近の宇宙飛行士選抜で最終候補まで残られたということで宇宙飛行士選抜についてもお伺いしました。(収録日2023.07.07) (*冒頭の紹介で抜けてしまいましたが聞き手として東大/平林研助教の壷井さんにもご参加いただきました。) Shownotes: 明楽さんラボHP 明楽さん(ラボ)の論文 PhD 1報目 PhD 2報目 (日本語の解説) ポスドク 1報目 (日本語の解説) ポスドク 2報目 最近のBioRxiv Michael LampsonラボHP 佐藤政充先生ラボHP 
Published 08/14/23
東大定量科学研究所(胡桃坂研究室)助教の鯨井智也をゲストにお呼びしました。鯨井さんはクロマチン構造分野で次々に新しい構造を決められており、特にRNAポリメラーゼ2とヌクレオソームを中心とした転写複合体の構造や、自然免疫にかかわるcGASとヌクレオソームの構造などでトップジャーナルにも多くの論文を出されています。今回クロマチン構造解析の歴史やこれまでの研究の裏話などをお聞きしました。(収録日2022.10.21) Shownotes: 胡桃坂研究室 木村宏先生 Mintobody(例) 抗体の論文 ①H3.Yの話 3.Y=ヒストンバリアントH3.Y (最初説明も忘れた上に、3.1って言っている気がします、すいません。) 鯨井さんの論文 (NAR, 2016とNucleus, 2017) ヌクレオソームの高分解度構造(1997) H2A.Zを含むヌクレオソーム構造 (2001) H3.Tの構造...
Published 03/23/23
研究室の大先輩で現在はイギリスでポスドクをしている古舘昌平さんに出演していただきました。古舘さんは後藤研時代に成体神経幹細胞の起源を発見する金字塔を打ち立て、現在は脳の高次機能の謎に挑まれております。今回、後藤研時代の論文の表話裏話、キャリア選択のきっかけ、そして今後のビジョンなど古舘さんの熱い思いをお聞きしました。(収録日2022.09.10) Shownotes: 後藤研:東京大学大学院薬学系研究科分子生物学教室 岡崎さん:北海道大学遺伝子病制御研究所・大学院生命科学院分子細胞生物研究室 平林さん:東京大学工学系研究科化学生命工学専攻 神経細胞生物学研究室 ニューロン分化期からグリア分化期とか:たとえば1.2 Aktとか:たとえば1 古舘さんの論文1 古舘さんの論文2 アストロサイトの論文 *注:古舘さんは2日酔いで、変なことを言っていたらそのせいだということです。
Published 10/10/22
理研でポスドクをしている小坂元陽奈さんにタンパク質欠乏に対する栄養適応の驚きのメカニズムやその他いろいろについてお話しを聞きました。学部自体には考えられなかった組み合わせの学部~大学院同期3人での収録となりました。(収録日2022.08.13) Shownote: ・遺伝(いでん):東大薬遺伝学教室、三浦研究室 ・分生(ぶんせい):東大薬分子生物学教室、後藤研究室 ・小幡さん ・ネクローシスの論文 ・腸内細菌は小幡さんがイギリスでやってた ・栄養の論文 ・どーはどー:DOHaD (Developmental Origins of Health and Disease) ・アルギニンセンサー、CASTOR ・SAMセンサー、SAMTOR ・ロイシンセンサー、Sestrin ・David M. SabatiniがunaffiliatedでNatureだしてた
Published 08/16/22
東京工業大学で今年度から准教授として独立された野澤佳世さんに、これまでの研究生活(濡木研-Patrick Lab-胡桃坂研)や留学体験談、PIとしてのこれからのビジョンなどをお聞きしました。(収録日2022.06.12) Shownote: 若林健之先生 濡木研究室 ピロリジルtRNA合成酵素の結晶構造解析 Cex1pの仕事  Patrick Cramer lab Iwr1の仕事  野澤さんのNature  野澤さんの論文の3か月前のNature R. コーンバーグ  アストリアス 鯨井さんのcGAS クレメンス(Clemens Plaschka) クレメンスのMediator-Pol2 complexの仕事 Marienplatz 胡桃坂研究室 オーバーラッピングダイヌクレオソーム H3-H4 オクタソームのBioRxiv 築山先生 星野さん
Published 06/29/22
オックスフォード大学の博士課程でガンの研究をしている井上雅斗さんに留学事情や研究についてお話を聞きました。(バイステ管理人2人の学部時代の同級生です!)井上君は留学系Youtuberとしても活躍しているのでぜひそちらもチェックしてみてください!(収録日2022.02.13) Shownote: 井上君のYoutube(Lemon Sour) 一條研 (東京大学大学院薬学系研究科細胞情報学教室) Chunxiao Song Lab (オックスフォード大学) バイサルファイト法を使わないメチル化シトシン検出法
Published 04/02/22
ハーバード大学(Wyss研究所)研究員で、神経科学系ポッドキャストNeuroRadioを運営されている宮脇健行さんをゲストにお呼びして、池谷研時代のお話や留学体験談、ポッドキャスト運営のコツなどをお聞きしました。(収録日2021.12.06) Shownotes: NeuroRadio (宮脇さん、萩原さんのポッドキャスト) 池谷研 (東京大学 薬学系研究科 薬品作用学教室) 後藤研 (東京大学 薬学系研究科 分子生物学教室) 宮脇さんのPlos One 水沼さんのNature neuroscience 宮脇さんのNature communications フィリップ・ボールの「かたち」三部作  笹井先生の創発生物学への誘い  Rafael Yuste CLARITY George Church lab Wyss...
Published 02/22/22