No.210 医療機器と電波の話
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要約 この会議記録では、病院内でスマホを使用することについて議論されています。当初は携帯電話の電波が医療機器に影響を与える可能性があるため、病院内での使用が制限されていました。しかし、通信技術の進歩により、現在では適切なマナーを守れば病院内でスマホを使用することが可能になりました。また、患者の権利の観点から、入院中の患者がスマホを所持することは認められるべきであると述べられています。一方で、病院側の収益源であるテレビカードの売上げが減少する可能性や、患者のプライバシー保護の観点から、スマホの使用を制限する動機があることにも言及されています。 チャプター 00:02:51病院内でのスマホ使用に関する規制の変遷 当初は携帯電話の電波が医療機器に影響を与える可能性があるため、病院内での使用が制限されていました。2005年には埋め込み式ペースメーカーから22cm以内で携帯電話を使用することが禁止されていました。しかし、通信技術の進歩により、規制は徐々に緩和されていきました。2013年には15cmまで距離が短縮され、さらに2023年3月の指針では、5Gの通信方式であればマナーを守れば病室でも使用可能となりました。 00:06:25患者の権利とプライバシー保護の観点 入院中の患者がスマホを所持することは、最低限の人権を守る手段として認められるべきであると述べられています。実際、コロナ禍で入院した患者からスマホの充電器を持参するよう求められたケースがあったことが紹介されています。一方で、患者がどのような治療を受けているかをプライバシー上の理由から知られたくない可能性があることも指摘されています。 00:08:24病院の収益源としてのテレビカード 病院側の収益源の一つとしてテレビカードの売上げがあり、スマホの使用が広がることでこの収入源が減少する可能性があることが示唆されています。実際に、テレビカード業者から「後で儲かるから大丈夫」といった発言があったことが紹介されています。また、病院内の売店やレストランなども別会社が運営しており、病院の収入源となっていることが述べられています。 行動項目 00:09:10病院内でのスマホ使用に関するルールやマナーを整備する 00:09:21患者のプライバシー保護と権利保護のバランスを取る方針を検討する 00:08:11病院の収益源の多様化を図り、テレビカード収入への依存度を下げる
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要約 この会議記録では、認知症について議論されています。認知症になることへの恐れと、認知症になった場合の生活の質の低下が懸念されています。一方で、認知症の症状を遅らせる薬が開発されつつあり、徘徊防止などの技術的な対策も進んでいることが指摘されています。認知症にならないための対策として、仕事や活動を持ち続けることの重要性が示唆されています。しかし、年を重ねれば認知機能の低下は避けられないという見方もあります。 チャプター 00:01:28認知症への恐れと生活の質の低下 認知症になることへの恐れが語られています。認知症になると、自分の状況が理解できなくなり、周りに迷惑をかけてしまうこ...
Published 06/01/24
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Published 05/31/24