with_yuki_okumura_3
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奥村雄樹くんと話す、その3 偶然に作品はできないけれども、作品のなかには偶然が入っている、ということがどうやら必要なことらしい。というのはぼくも奥村くんもわかっている。でもそれはなぜなんだろう。 その偶然というものを「ノイズ」ととらえ直してもいいかもしれない。 作品のなかに含まれるノイズ。筋道立てたすものごとを進みにくくさせるノイズ。 奥村くんは2006年の時点で、そのノイズを「ナラティヴ」といい、そこにぼくが当時、否定的に思っていたつぎのものを含めていた。政治的文脈、歴史的文脈、シンボリズム、メタファー、そして個人の物語(これはぼくが追加したものだけれども)。偶然、ノイズ、ナラティブはとりはらうべきものじゃなくて、それによって作品制作が豊かになることもある、それがそのころの結論だった。でも...。 田中「プロセスが複雑だとなかなか作品はできあがらない」 奥村「偶然とは、僕たちの恣意的な制御を超えたもの」
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かなり間が空いてしまいましたが、森美術館でのアージェント・トーク、後半のQ&Aを公開します。聞き手は森美術館の片岡真実さんです。ここのところ忙しすぎました。 オリジナルの収録日:2011年7月29日、森美術館主催によるアージェント・トークにて。 2/2
Published 05/17/13
Published 05/17/13
今回の「言葉にする」は、森美術館で行ったぼく自身のアーティスト・トークの様子をお送りします。ここ数年の近作について、じっくりと話しています。まずは前半の作品の話をどうぞ。 オリジナルの収録日:2011年7月29日、森美術館主催によるアージェント・トークにて。 1/2
Published 01/31/12