藤野 陽三「日本のインフラの現状と事故災害の防止」
Listen now
Description
我が国に蓄積されている、道路、鉄道、上下水道、電力などの社会資本ストック、いわゆるインフラは総計700兆円にも上ると言われている。明治時代に作られた古いものもあるが、大量につくられたのは今から30年から40年前で、それらが高齢化しつつある。このような状況の中で2012年12月に起こった中央道の笹子トンネルの事故は不吉な兆候を与えるものであった。本講座では、我々の活動の生命線を担っているインフラが置かれた現状を解説し、事故災害を防ぐための方策について述べる。
More Episodes
Published 05/19/13
東日本大震災では、地震、津波、原発事故により農地も大きな被害を受けましたが、そのほとんどが水田でした。そこで、これまでに経験した災害で学んだノウハウを利用しながら稲作を再開できるところでは早く再開し、それができないところではバイオマス作物を栽培してエネルギー化する提案を出すなど、現地では様々な試みが続いています。本講義ではその途中経過を報告しながら、被災地における農業再生のデザインを考えます。
Published 05/19/13
大学生の就職活動の不合理さが数々指摘されています。その不合理さを一身に引き受けるのは言うまでもなく当事者の大学生であり、それは時に「就活うつ」、「就活自殺」という結果をすらもたらします。なぜこのような事態が生じ、なかなか是正されないのか。是正してゆくとすれば、それはどのような方向なのか。これらの問いについて、戦後日本社会の特徴とその変容にまで視野を広げながら、議論してみたいと思います。
Published 05/18/13