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Published 05/19/13
我が国に蓄積されている、道路、鉄道、上下水道、電力などの社会資本ストック、いわゆるインフラは総計700兆円にも上ると言われている。明治時代に作られた古いものもあるが、大量につくられたのは今から30年から40年前で、それらが高齢化しつつある。このような状況の中で2012年12月に起こった中央道の笹子トンネルの事故は不吉な兆候を与えるものであった。本講座では、我々の活動の生命線を担っているインフラが置かれた現状を解説し、事故災害を防ぐための方策について述べる。
Published 05/19/13
東日本大震災では、地震、津波、原発事故により農地も大きな被害を受けましたが、そのほとんどが水田でした。そこで、これまでに経験した災害で学んだノウハウを利用しながら稲作を再開できるところでは早く再開し、それができないところではバイオマス作物を栽培してエネルギー化する提案を出すなど、現地では様々な試みが続いています。本講義ではその途中経過を報告しながら、被災地における農業再生のデザインを考えます。
Published 05/19/13
大学生の就職活動の不合理さが数々指摘されています。その不合理さを一身に引き受けるのは言うまでもなく当事者の大学生であり、それは時に「就活うつ」、「就活自殺」という結果をすらもたらします。なぜこのような事態が生じ、なかなか是正されないのか。是正してゆくとすれば、それはどのような方向なのか。これらの問いについて、戦後日本社会の特徴とその変容にまで視野を広げながら、議論してみたいと思います。
Published 05/18/13
デザインを生み出す過程で記憶や気づきは重要な役目を果たしていると考えられる。想定外の満足を導きだし、不安や不確実な対象を安心や満足に変えるような「意外なデザイン」をいかにして手にするのか?五感と発想の関係に触れながら新たなデザインのテクノロジーを導きだす期待学の視点を紹介する。
Published 05/18/13
2010年、日本の総人口は128,057(千)人である(2012年4月17日公表、総務省統計局)。そのうち、65歳以上人口が占める割合は23%と、4人に1人弱が高齢者である。2050年には、一人の現役世代(15~64歳)が一人の高齢者を支える肩車型の時代が予想されている。急速な少子高齢化を経験した日本にとって、だれも経験したことのない超高齢社会が待っている。そんな将来にわれわれはどう向き合っていくのか。人口変動と人と人のつながりについて、考えてみたい。
Published 05/18/13