結果が出なくても諦めるにはまだ早い
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「これって、失敗だったのかなぁ」 そう思って諦めてしまいそうなとき、 もうちょっとだけ頑張ってみませんか、というお話です。 掘れば掘るほど暗くなるトンネル 山に道路を作るとき、普通は斜面を切り開いていきます。 でも、最短距離の道を作るには、トンネルを掘ることになります。 そこで、注目したいのがトンネルの掘り方です。 砂を手で掘って、トンネルを作るのをイメージしてみてください。 掘り進めていくと、だんだん入り口の光は届かなくなります。 発電機を回して電気をつけ、 ライトに照らされた土と岩をさらに掘り進めていくと、 どんどん入り口から離れていきます。 結果的に、光が届かない闇が深まるというわけです。 作業は進んでいるはずです。 終わりにも近づいてるはずです。 それなのに、どんどん闇が深くなるのは、作業する人にはしんどいだろうな、と思います。 登れば登るほど視界がひらける山登り 山登りだったら話が違いますね。 登り進めていけば行くほど、景色が変わってきます。空気も薄くなってきます。 ときどき見える山のふもとの風景が、自分たちの登ってきた高さを教えてくれます。 ここまで着実に登ってきた、山頂までもう少し、と頑張ることができます。 くじけそうになるプロセス しかし、トンネルの場合は、どんどん暗くなっていって、それが貫通するまで続きます。 終わりの直前まで、終わる気配が見えてこない、というプロセスです。 本当はあと少しなのに、「もう、やめた」とくじけそうになってしまいます。 もちろん、実際には、掘り進んだ距離が測定されていて、あとどれくらい掘り進めるのか、把握されています。 途中で投げ出して、挫折してしまうことはありません。 私たちの努力の現実 さて、私たちの努力のことに置き換えて考えてみましょう。 ある努力は、すぐに目に見える結果が出て、ますますやる気になります。 例えば、物作りだったり、ダイエットだったり、勉強だったり。 これだけ頑張ったら、これだけ進んだ。 もっと頑張れば、もっと進む。 そういう希望があります。 一方、努力を積み重ねても、なかなか最後の最後まで、結果が出ないものもあります。 例えば、自分探しなどは、典型的な例です。 私のコーチングの中でも、よくあります。 あーでもない、こーでもないと悩んだ挙げ句、 「そうか、自分ってこういう人だったのか」と、突然わかるのです 「パーッと視界が晴れたような感じです」 そう言われる方も多くいます。 自分の中に答えを探す作業は、トンネルの中と同じような感覚になります。 もう答えが出ないのではないか いつまでこんなに悩まなくては行けないのか、と思います それでも、地道に探求を続けていれば、あるときトンネルが貫通するように、突然求めていた答えが降ってくるのです。 希望を持ち続けるための助け 進捗状況がわからない中で地道な作業を繰り返していくのは、なかなか難しいものです。 特に、いつかは結果が出る、という希望を持つことが難しくなります。 ですから、トンネルの場合と同じように、何かの形で進み具合を確認出来るようにしておくと大きな助けになります。 実感出来なくても、あとどれくらい、というこ
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