自分と全く違うキャラを描くために。観察力を鍛え「細かすぎるモノマネ」をしよう #47
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自分とは全くタイプの異なる「○○キャラ」を描くために。 大切なのは、そのキャラがいかに○○であるかを証明することではなく、○○っぽいと感じさせる所作や佇まい、ディティールをしっかりと描き切ることです。 そのために必要となるのが「観察力」。 例えば自分のネームに行き詰まったとき「あだち充先生や高橋留美子先生なら、この先どう描くか?」と想像したら、意外とすぐに続きが思い浮かぶのではないでしょうか。 さらにわかりやすいのは、「細かすぎて伝わらないモノマネ」などで芸人さんが演じるキャラクターたち。 実際には存在しないにも関わらず、多くの人にとってリアルだと感じられるからこそ面白いネタになっています。 漫画に限らず、全てのクリエティブにおいて大切となるであろう「観察力」の重要性、そして参考になる作品について、今回はしっかり解説していきます! 【今回ごとうが推薦した漫画作品】 ▼「無能の鷹」(はんざき朝未 先生/講談社) https://comic-days.com/episode/10834108156680395853
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「この表現、いいな」と感じた漫画のページやイラストをストックし、自身の表現の引き出しや幅につなげていくこと。 その過程で大切になるのは、どれだけその数を増やしたかではなく、どれだけ整理整頓や見直しを繰り返したかです。 覚えていなければ、頭に入っていなければ、ストックを増やしてもあまり意味がありません。 集めたストックをフォルダに分類する作業は、自身の好みの傾向を掴むことにも役立ちます。 どこが気に入ったのかを明確に把握するために、テキストに書き出してみつのもいいでしょう。言語化してみる、というのはとても有効な手段です。 漫画を描くうえで、自分の頭でいろいろ考える工程は...
Published 05/27/24
1つの話の中に、あれもこれもと詰め込みすぎて、「パフェ全部盛り」状態になってしまう……。 漫画を描く人なら、誰もが抱える悩みではないでしょうか。 考えなければならないのは、漫画家としての自分のストロングポイントである「ウリ」と、読者がお金を払いたくなる「売り」がどこにあるのかということ。 「ウリ」の部分については、1つの話の中に入れている自分が良いと思う要素を、全部書き出してみましょう。 きっとたくさん出てくると思いますが、パフェでいう「季節のフルーツ」や「生クリーム」、または「コーンフレーク」といった素材に、各々切り分けることができるはずです。 そして「売...
Published 05/24/24