自分の「評価」を客観視! 複数担当者への持ち込みメリット、連載に対する編集部の考え方 #54
Listen now
Description
漫画家が複数の担当者に自分の企画を持ち込むのは、ある意味当たり前のこと。自分の企画を高く評価してくるところとやるのが一番です。 もちろん担当者と一緒につくった企画を他所に持ち込むのはダメですが、自分でつくった企画なら、いろいろな編集部に評価を聞いて回って、良かった点・悪かった点を書き出してみるのもいいでしょう。 きっといいブラッシュアップになるはずです。 また、特典つけて漫画を売り上げを伸ばす作品(作家)に対しては、抵抗感や嫌悪感を持つ人もいるかもしれません。 でもそれは、特典をつける方法で売り出すほど編集部に評価されている作品(作家)かどうか、という見方もできます。 作品としての性質や作風の違いはもちろんありますが、どうしたって連載陣の中で序列のようなものはありますし、編集者や出版社側のリソースは有限です。 自身の売り出し方について交渉のテーブルに立つには、やはりどれだけ評価されているか、がポイントになってしまいます。 今回はそんな連載前・連載後の「評価」に関するお悩みにお答えしていきます。
More Episodes
デスゲームやホラー系漫画の登場人物に読者が求めているもの。それは「ストレス解消」ではないでしょうか。 普通の漫画の登場人物に求めるポジティブな期待感とは違い、ムカつく奴がめちゃくちゃ酷い目にあったり転落したりする様子を見るのが気持ちいい、という欲求の満たし方。 それを成立させるためには、逆に読者の「共感」をしっかり取れていることが必要になります。 例えば「ラクに金を稼ぎたい」「とにかくモテたい」とか思いながら、特に何もしていない奴に対し、皆さんも“少し”は共感できるのではないでしょうか。 共感し、少し気持ちがわかるからこそ、その登場人物がムカつく。それがわかるように描けるのは、上...
Published 06/07/24
自分の漫画の登場人物たちに、自然で楽しい会話をさせたい。でも、できない……。 そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。 「楽しい青春時代過ごせていない自分には、無理なのかも」「そもそも楽しい会話ってなに?」「自然であろうとすることを意識するほど、不自然になってしまう」などなど、一度ハマってしまうと、なかなか抜け出せないループに陥ってしまうことも。 そんな時は、キャラの感情を掴むというのはもちろん、「場所」についてもぜひ意識してみましょう。 キャラ・セリフ・場所の3つの組み合わせで、会話の自然さや雰囲気の良さなどは全然違ったものになってくるはずですよ。 でも、一番...
Published 06/05/24