Description
本日ご紹介した論文はこちら
がん対策に関する世論調査
(令和5年7月調査)
https://survey.gov-online.go.jp/r05/r05-gantaisaku/gairyaku.pdf
面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは
#心身健康ラジオ
#興味シンシン論文
をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!
#医療
#健康
#スタエフ医療部
《AI要約》
- 内閣府政府広報室が2023年10月に実施した「がん対策に関する世論調査」の概要を紹介。全国の18歳以上3000人を対象に郵送調査を行い、54.2%の回収率だった。
- 調査項目は、がんに対する印象、予防と早期発見、治療法と情報源、緩和ケア、患者と社会のつながり、政府への要望など。
- がんに対する印象は、90.2%が「怖い」または「どちらかといえば怖い」と回答。理由は「がんで死に至る場合がある」が81.6%で最多。
- がん検診未受診の理由は、「心配な時はいつでも医療機関を受診できる」「費用負担」「時間がない」などが上位。「がんと分かるのが怖い」も16%。
- がんの治療と病院に関する情報源は、医療機関が56.2%で最多。家族・友人・知人が第3位、SNSが26.2%、がん相談支援センターは22.8%。
- がんの新しい治療法については、90.1%が「十分な科学的根拠はなく注意を要するものがある」と回答。
- がんの免疫療法を医師に進められたら受けたいと52.5%が回答。正確な情報の判断が難しいと31.9%が回答。
- 緩和ケアの開始時期は、「がんと診断された時から」が49.7%。「がんが治る見込みがなくなった時から」は22%。
- 医療用麻薬は、67.2%が「正しく使えばがんの痛みに効果的」と回答。一方で「最後の手段」「だんだん効かなくなる」といった誤解も3割程度あった。
全体として、がんに対する怖いイメージや治療に関する誤解がまだ根強くあることが分かった。正しい情報の普及が必要である。