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25年春卒業予定の大学生の就職活動は、そろそろ終盤戦。少子化が進み、企業の採用意欲も高く、就職率は97%以上です。学生は平均2.5社の内定をもらいます。でも、人気企業はいつの時代も激戦です。今回は、人気企業に内定をもらった4人の事例をご紹介します。
1人目は、テレビ番組制作会社に入った女子です。エントリーシートでは「最も感動した映像作品」について聞かれました。彼女は、社会性の高い作品について、深く考察できることが評価されたようです。
他には、海外赴任できそうな優良企業を探した男子学生、大手人材サービス会社など4社の内定をもらった女子学生、ダメ元で受けた市役所に決めた女子学生の事例をご紹介します。
Published 06/05/24
ストレスに対処するには、自分で心や体のサインに気がつくことが必要です。イライラする、気分が沈む、ひどく緊張する、なかなか寝付けない、頭が痛いなど、人により、ストレスのサインはさまざまです。
メンタルヘルスの基本は、「ぐっすり眠ること」と言われます。適度な睡眠とは、最低5時間です。最近、ストレス対処法としての睡眠が改めて注目されています。
本日は、厚生労働省が「質の良い睡眠を確保するための指針」として公表している、10のポイントをご紹介します。最近の医学的知見が盛り込まれていて、興味深い内容です。皆さんが知らないこともあるかもしれません。
Published 05/29/24
ゴールデンウィークが明けると、5月病になる人もいます。今回は、ストレスをうまくやりすごすコツをお話します。ストレスとは、ソファのクッションが手で押されてへこむイメージです。健康なときは、手を離すと元の形に戻りますが、ストレスで押されすぎると、元に戻りにくくなります。
ストレスにはさまざまな要因があります。まず、自分がどのようなストレス反応を示すかを知っておくことが大切です。例えば、ストレスがかかると眠れなくなる人、甘いものを食べたくなる人、などがいます。そのとき、自分でストレスを受けていることを感じとり、早めに対処できるとよいでしょう。
また、周囲に元気のない人がいるとき、上司や周囲の人が、適切な声がけをしてあげられると居心地の良い職場になります。
Published 05/22/24
リスキリングの3回目は、「手に職をつける」転身に成功した事例をご紹介します。人工知能(AI)や機械に代替されにくい仕事に就くには、職人さん的なスキルを身につける必要があります。
1人目は、短大卒の銀行OLから、看護専門学校に入り直し、看護師になった女性です。2人目は、大学工学部卒ながら、リハビリに興味をもち、専門学校を経て、理学療法士になった女性です。医療系の仕事は、社会的ニーズが高く、AIに代わらない仕事の代表です。
3人目は、ITエンジニアから植木職人に転身した男性です。4人目は、企業の研究職から、夫婦で酪農業に転じた事例です。5人目は、アマチュアゴルファーとしてゴルフをしやすい仕事として、個人タクシー運転手に転身した男性です。どの方も、それまでの学歴や専門にはこだわらず、やりたい仕事に就いています。
Published 05/15/24
リスキリングの2回目は、大学院に進学した芸能人の事例をご紹介します。1人目は、アナウンサーの菊間千乃さんです。バラエティ番組のロケで大けがをしたことで、法律家への転身を決意し、法科大学院を経て、弁護士として活躍しています。
2人目は、タレントのいとうまい子さん。46歳で大学に進み、現在は大学院博士課程でロボットの開発にも携わっています。3人目は元アイドル歌手の菊池桃子さん、4人目はお笑いタレントの恵俊彰さん、5人目はロンドンブーツ1号2号の田村淳さんです。
どの方も、若いときは芸能界を目指し、大学には行かなかったため、40歳を過ぎてから学ぶ意欲が高まったようです。皆さんも機会があれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
Published 05/08/24
歌手の松田聖子さんが、62歳で中央大学法学部の通信教育課程を卒業し、話題になりました。最近、若いときに大学に行く機会をもてなかった人が、40歳を超えてから、大学や大学院に行くケースが増えています。
日本政府も、リスキリング教育(狭義では職業で必要とされるスキルの獲得、広義では学び直し)に力を入れています。大学は少子化で若者が減っていることもあり、社会人コースを増やしています。やる気がある人には、さまざまな学びの機会があります。
今回は、松田聖子さんのほか、お笑いタレントの萩本欽一さん、子育てパパのつるの剛士さん、ママアイドルの小倉優子さん、ロック歌手の相川七瀬さんの事例をご紹介します。
Published 05/01/24
若者の指導のポイントの4回目は、成長段階に合わせた指導について説明します。入社1-2年目の「見習い」、3-5年目の「プレイヤー」、それ以降の「メインプレイヤー」のレベルごとに、期待する役割や指導方法は変わります。
先輩社員は、後輩の個性や成長段階を見極め、適切に仕事を与え、指導していく必要があります。見習いは、基本的なことを身につけ、周囲のアドバイスを聞きながら行動するレベルです。プレイヤーは、自分の仕事を持ち、能動的に業務を行うレベルです。メインプレイヤーは、自分で工夫しながら成果をあげていくレベルです。
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Published 04/24/24
若者の指導のポイントの3回目は、上手なほめ方、叱り方です。今の若者世代は、学校教育では「ほめて、ほめて、ほめて」(ほとんど叱られずに)育てられています。お互いの良いところを認めあい、個性を尊重する教育だからです。家庭でも、あまり叱られた経験がない若者も多いのです。
そのため社会人になり、上司や先輩からほめてもらえないと、不安を感じる若者がたくさんいます。一方、上司の世代は、会社ではほめられないのが当たり前だったため、何を声がけしてよいかわからないこともあります。まして、叱りたいけれども、パワハラにならないか心配で、指導をためらうケースもあります。
今回は、ほめ方と叱り方のポイントをお話します。どちらも、心や気持ちではなく、「行動」に焦点を当てることが大切です。
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Published 04/17/24
2回目は、先輩社員や上司の役割や心構えを説明します。まず、後輩社員に「愛(深い関心)」の気持ちを持ちましょう。そして、後輩の価値観を理解し、それを尊重することが大切です。後輩に聞いたことをメモしておくのも良い習慣です。
仕事において指導するとは、「良い行動を増やし、良くない行動を抑制すること」です。心や価値観を変えようとする必要はありません。望ましい行動をとってくれるような指示を、具体的に出しましょう。
良い指示を出すために、MORSの考え方を紹介します。MORSとは、計測できる、観察できる、信頼できる、明確化された、の頭文字で、教えるスキルを高めるために有効な考え方です。
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Published 04/10/24
4月になり、職場に新入社員を迎えた方も多いことでしょう。初々しい若者がチームに加わることで、先輩社員も気持ちを新たにできます。一方で、彼ら・彼女らをどのように指導・育成していくか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
最近は、価値観が多様化し、世代間ギャップが広がっていると感じる先輩社員が増えています。私は研修講師として、「今どきの若者指導」の研修も多く行っています。今月は4回にわたって、新入社員の若者世代を指導するポイントについてお話します。
今回はまず、若者世代の特徴について説明します。また、「教える、指導する」には、心や価値観ではなく「行動」に目を向けることが大切です。
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Published 04/03/24
今月、私の著書『成功する就活の教科書~幸せな人生キャリアのために』(中央経済社)が発売になりました。今回はその中から第Ⅲ部「近未来社会と働き方の変化」についてお話します。
本書では、短期的な就職活動だけではなく、ワークライフバランスと働き方改革、多様性(ダイバーシティ)時代のキャリア、アフターコロナ時代の働き方(リモートワーク)などの中長期的なキャリア開発の視点にも紙面を割いています。
また、ベンチャー企業の選択肢、起業や副業、成功する転職のポイントといった将来のキャリアを考えるためのヒントも盛り込んでいます。ご興味あれば、ぜひ、本書をご購入ください!
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Published 03/27/24
今月、私の著書『成功する就活の教科書~幸せな人生キャリアのために』(中央経済社)が発売になりました。今回はその中から「エントリーシート(ES)と面接のポイント」についてお話します。
ESでは、自己PR、学生のとき力をいれたこと、志望理由の3つが重視されます。ESは、10人のうち3人程度を面接に呼ぶかを決める資料なので、遠慮することはありません。「この学生に会ってみたいと思わせる表現力」で、差をつけることができます。
企業の面接では、よく聞かれる質問に対しては、60-90秒で端的に話す準備をしましょう。特に志望理由については、7つくらいを考えておくことを薦めます。企業にとって、新卒1人の採用は3億円の投資と同じなので、真剣に準備をする必要があります。
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Published 03/20/24
今月、私の著書『成功する就活の教科書~幸せな人生キャリアのために』(中央経済社)が発売になりました。今回はその中から「企業分析の方法」と「お勧めの業界」についてお話します。
若者は、世の中のごく一部の企業しか知りません。企業・業界分析をして視野を広げることで、選択肢が大きく広がります。また、完璧な異性がいないのと同様に、パーフェクトな会社・仕事もありません。自分の仕事で「大事にすることの優先順位」を決める必要があります。
私は次のような業界を見るように勧めています。IT系・ネット系の業界、B2Bの業界、高齢化社会に対応する業界、高度なコミュニケーションが必要な業界、最先端技術で社会に革新をもたらす業界の5つです。
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Published 03/13/24
本日、私の著書『成功する就活の教科書~幸せな人生キャリアのために』(中央経済社)が発売になりました。新卒学生の企業説明会が解禁になる3月に、ちょうど間に合いました。今月はこの本のエッセンスをご紹介します。
本書は「第Ⅰ部 21世紀のキャリアデザイン」、「第Ⅱ部 成功する就職活動のポイント」、「第Ⅲ部 近未来社会と働き方の変化」の3部構成です。就活のノウハウだけではなく、若者が長い人生を幸せに生きていくためのテキストになっています。
第Ⅰ部では、就職は合否ではなくマッチング、大学生が生きるのはどんな時代か、何のために働くのか、消える仕事・新しい仕事、幸せな人生を考えるためのキャリア理論などについて説明します。
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Published 03/06/24
マネジャーの役割は、チーム全体の成果を挙げることです。まず部下に対し、「愛」の気持ちをもちましょう。愛の反対語は、「無関心」です。愛のあるコミュニケーション力を高めましょう。
コミュニケーションには、(相手が)聞いてもいない、聞いてはいる、理解する、納得する、行動する、成果を出す、の6つの段階があります。仕事上のコミュニケーションの目的は、部下に行動して、成果を出してもらうことです。部下に伝わらないのは、発信したマネジャー(自分)が悪いという意識をもつ必要があります。
また、マネジャーには、「指示・命令」を出す管理的な役割と、「傾聴・相談」が主体のコーチングの役割があります。場面により、2つの帽子をかぶり分けるようにすると、チームの管理と育成がバランスよく進みます。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 02/28/24
最近は、上司を見ていると大変そうなので、「管理職にはなりたくない」と考える若手社員が70%と言われます。これは、管理職の役割について、理解が浅い人が多いからだと思います。今回は、私が企業向け管理職研修でよくお話するポイントをお伝えします。
英語で管理職はmanagerです。Manageという動詞の意味合いは、「管理する」よりも「やりくりする」に近いのです。つまりmanagerは、自分が与えられた経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報、時間)をやりくりするのが仕事です。また、「チームの成果を挙げる」という目的意識が重要です。
完ぺきな管理や指導ではなく、「やりくりが仕事」と考えると、少し肩の荷が下りるかもしれません。チーム全体の成果を出すため、長時間労働や属人的な業務をやめて、効率的なアプローチを考えていくことが「マネジメント」の役割です。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 02/21/24
最初に、どうすれば面白いベンチャー企業に出会えるかについて、3つのポイントをお話しします。次に、ユニークなビジネスで成功している5社をご紹介します。いずれも私が個人的に応援している企業です。
1社目は、「(株)スタメン」。ノンデスクワーカーの社内コミュニケーションを活性化するスマホアプリ「TUNAG」を開発。2社目は、「(株)リベロ」。企業の人事・総務部を効率化する転勤サポートサービス「転勤ラクっとNAVI」で成長中。3社目は、「(株)プログリット」。英語学習を叱咤激励するコーチングサービスで大成功。この3社は、いずれも東証グロース市場に上場しました。
4社目は、「(株)リアルミー」。ワーキングマザー専門の人材紹介会社。5社目は、「(株)エータイ」。僧侶が起業した、永代供養、墓地コンサルティングの会社です。
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Published 02/14/24
今回は、売上拡大や株式上場を目指すのではなく、社会の困りごとを解決する「社会的起業」の事例をご紹介します。いずれも私が個人的に関わっていて、主要メンバーを尊敬している組織です。
1つめは「株式会社ワークライフバランス(WLB)」です。日本の働き方改革を推進するパイオニアとして、多くの企業や官公庁にコンサル活動をしています。最近は、霞が関の官僚、病院の医師、小中学校の先生のWLB向上に尽力しています。
2つめは、再生可能エネルギーの電力供給を行う「みんな電力株式会社」、3つめは、病児保育を推進する「NPOフローレンス」、4つめは子どもの貧困問題に取り組む「NPOキッズドア」、最後に高校生向けキャリア授業を行う「NPO16歳の仕事塾」を紹介します。いずれも、社会的意義の高い活動です。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 02/07/24
今回は、上場に成功したベンチャー企業7社をご紹介します。いずれも今は大企業ですが、このような会社に、もし10-15年前に入社していたら、会社の成長を実感でき、自分自身も新しいチャレンジができて、さぞ楽しかっただろうと思います。
楽天(1997年創業)はネットショッピングモール、ディー・エヌ・エー(1999年)はモバイルゲーム、アイスタイル(1999年)は化粧品の情報サイト@cosme、メルカリ(2013年)はフリマアプリ、サイボウズ(1997年)はグループウェアKintoneの開発、ビズリーチ(2009年)は有料登録制の転職支援サービス、エムスリー(2000年)は医師向け情報プラットフォームの会社です。
いずれもインターネット社会、デジタル化の波に乗って成功しました。これから10年後には、どんなベンチャー企業が成功するのでしょうか?
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 01/31/24
ベンチャー企業とは、新しい事業・サービスを展開して、成長過程にある企業を指します。新しいことに挑戦したい、早く成長したい、仕事に全力で取り組みたい、いつか起業・独立したいといった人に向いています。安定性や福利厚生には期待できませんが、仕事の裁量が大きく、昇進しやすいというメリットがあります。
世界経済をリードするGAFAも20年前はベンチャー企業でした。Googleは1998年、Appleは1976年、Facebook(現在はMeta)は2004年、Amazonは1994年の創業です。Apple以外はまだ30年以内です。しかし、Microsoft社を含め、GAFAMの5社の株式時価総額の合計が、日本のすべての上場企業(約4000社)の時価総額より大きいのです。
日本でも、楽天やサイバーエージェントのように、成功しているベンチャー企業があります。このような企業に、10-15年前に入社していたら、とても楽しかったはずです。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 01/24/24
今回は、スポーツ庁が推奨する「デュアルキャリア」の成功事例(ロールモデル)を紹介します。これは人生100年時代において、一般の社会人にも参考になる考え方です。
本田圭祐氏(サッカー日本代表。カンボジア監督、サッカーチームの運営に投資)、福岡堅樹氏(ラグビー日本代表。引退後、医学部に入学)、朝比奈沙羅氏(柔道金メダリスト。医学部に入学し直し、選手も継続)、町田樹氏(フィギュアスケートメダリスト。博士号を取得し、研究者に転身)、入江聖奈氏(ボクシング金メダリスト。引退後、カエルの研究者に転身)、阪口夢穂氏(サッカー日本代表。行政書士、宅建を取得)、土性沙羅氏(レスリング金メダリスト。市役所でYoutube配信)という7名の事例です。
日本政府も、本業以外に副業、リスキリング、NPO活動などを行うことを推奨しています。一つの仕事をしながら、次のキャリア(仕事)を少しずつ準備していくのです。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 01/17/24
おかげ様で50回目を迎えました。今回は、アスリートキャリア支援の2回目です。スポーツ庁は、現役時代から次のキャリア(仕事)を考え始める「デュアルキャリア」を推奨しています。これは一般の社会人にも参考になる考え方です。
成功事例としては、鈴木啓太氏(プロサッカー、浦和レッズ。腸内細菌を活用した企業を設立)、奥村武博氏(プロ野球、阪神タイガース。公認会計士に合格)などが挙げられています。
英国スポーツ庁では、アスリートが身につけていて、多くの仕事で役立つ10のスキルを提唱しています。勝利思考、乗り越える力、適応力、達成力、成長思考、コミュニケーション力、協調性などです。選手自身、指導者、保護者が、アスリートの強みを理解し、デュアルキャリアの考え方にシフトしていく必要があります。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 01/10/24
明けましておめでとうございます。2024年も多くのリスナーの参考になりそうな、キャリアに関する話題をお届けしていきます。1回目は、スポーツ選手のキャリア支援についてです。
アスリートの多くは、現役選手の間はその競技だけに没頭し、引退後のキャリア(仕事)はあとで考えればよいという傾向がありました。スポーツ庁では、アスリートが次のキャリアにスムーズに移行する支援のため、2017年にスポーツキャリアサポートコンソーシアム(SCSC)を立ち上げ、私もキャリア相談員の認定を受けています。
SCSCでは、現役選手のうちから、次のキャリア(仕事)について、少しずつ準備する「デュアルキャリア」を推奨しています。一つの仕事をしながら、並行して次のキャリアを考えることは、あらゆる社会人に必要なことです。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 01/03/24
日本では女性活躍がなかなか進んでいきません。世界経済フォーラムによる男女平等(ジェンダーギャップ)指数で、日本の順位は146カ国中、125位で過去最低です。日本企業の女性課長比率は、1989年の2%から、2017年に11%に増えている一方、世界はずっと進んでいて、欧米では30%以上が標準です。
私は企業の管理職研修で、女性活躍を妨げる「アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)」について質問します。「女のくせにと思うことがある」「女性との仕事はセクハラと思われそうで面倒だ」「女性はすぐ泣くと思い、注意しにくい」などが挙げられます。
管理職に求められることは、女性への先入観をなくす、女性とよりよいコミュニケーションをとる、女性が能力を発揮するための育成方法や仕事の任せ方を工夫する(そのためのコーチングの方法を学ぶ)、の3点です。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 12/27/23
オンライン化が進み、リクナビ・マイナビ以外にも就活サイトが多様化しています。理系学生向け(アカリク、LabBase)、マスコミ・クリエイティブ系志望者向け(クリ博、マスナビ)、各県へのUターン希望者向けなどのサイトがあり、企業説明会をオンラインで受けられます。
また、逆オファー型サイト(オファーボックス、キミスカ)での就職も増えています。これは、学生が自分のプロフィールを掲載して「こういう仕事に興味がある」と書くと、その学生に興味をもった企業から「当社の説明を聞きませんか」と提案してくれるスタイルです。
AI面接(ShaiN)も普及してきています。時間と場所を選ばずに面接を受けられるので便利です。一方、機械なので、マジメに深堀りする質問を次々としてくるので、面接を受けるにはそれなりにエネルギーが必要です。表情の変化で、ストレス耐性も見られています。
▼人材開発コンサルタント『オフィスぎんやんま』
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Published 12/20/23