26:量産目前?博士→起業の東大発「水エンジン」ベンチャー。工業化の壁超えれるか
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ソニー衛星にも搭載された「水エンジン」を開発する宇宙ベンチャーのPale Blue。 東京大学の小泉宏之准教授の研究室で博士まで研鑽を積んだ浅川純代表らによって2020年に創業されました。 世界で高まる人工衛星用のエンジン(推進機)の需要に応えるべく、水エンジンの量産化を目指しています。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や文部科学省のスタートアップ支援事業(SBIR)に採択されるなど、国からの期待もかかります。 宇宙ベンチャーとしてのビジネス戦略と量産化に向けた壁を聞きました。 ⚫︎主なトピック 博士から宇宙ベンチャー、創業の経緯 宇宙を産業化するビジネスモデル 宇宙産業「工業化」の壁を超えろ 水エンジン「量産化」の道のり ⚫︎出演者 浅川純(Pale Blue 代表取締役) 三ツ村崇志(Business Insider Japan 副編集長) ※取材先企業は、自薦・他薦問わず随時募集しています。ぜひ、コメント欄や連絡先メールアドレス(⁠ [email protected]⁠ )までご連絡ください。 ●この番組について 研究開発を通して社会課題を解決する「ディープテック」(DeepTech)。大学発ベンチャーから大企業まで、ディープテックに熱中する人々に、Business Insider Japanの科学好き記者・三ツ村がインタビュー。サイエンスとしての面白さや、技術が描く未来の社会、ビジネス戦略のポイントをわかりやすく掘り下げていきます。 YouTube版はこちらから→ ⁠⁠https://youtube.com/playlist?list=PLxiKirMy85Xa5FWriqKljhSWDdGa0IbpQ
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脱炭素社会を目指す上で、化学工業の現場や町工場などで使われる「熱」をどう担保するのかは大きな課題です。 そこでいま世界的に注目されているのが「熱」を蓄える技術です。 「世界中のスチームのグリーン化」を掲げている次世代原子炉ベンチャーのBlossom Energyでは、原子炉の基盤技術である「黒鉛」を活用した「熱のバッテリー」の開発に取り組んでいます。 代表取締役CEOの濱本真平さんに、熱貯蔵システムの技術とビジネス戦略を聞きました。 ⚫︎主なトピック 熱の「バッテリー」とは? 「熱を貯める」必要性 次世代原子炉と熱貯蔵…どうビジネスにする? ...
Published 04/10/24
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世界で脱炭素化が進められる中で、化学産業などで活用される「熱」を、いかにカーボンニュートラルな方法で賄うかは大きな課題です。 「世界中のスチームのグリーン化」を掲げ、これを解決しようとしているのが2022年1月に誕生した日本原子力研究開発機構(JAEA)発のBlossom Enegryです。 日本では新しい取組が非常に難しくなっている原子力業界ですが、世界を見れば小型原子炉などを開発するベンチャーに対して巨額の資金が集まっている現実もあります。 日本で培われた技術を生かし、どう世界に貢献するのか。代表取締役CEOの濱本真平さんに話を聞きました。 ⚫︎主なトピック ...
Published 04/03/24