Description
6月3日から6月9日の、季節と月の満ち欠けを感じる今週の暦「今週の宙模様」と、今週のレメディは、詩人、石原弦さんの詩集「石」から「光の種」を。
【季節を感じ、月の満ち欠けを感じる「今週の暦」】
6月3日(月)から9日(日)/ 旧暦、卯月廿七日から皐月四日
5日(水)、二十四節気は「芒種」へ。稲や麦など、「芒(のぎ)」を持つ穀物の種を撒くとき。
七十二候は、初候「蟷螂生(かまきりしょうず)」へ。秋に生みつけられた卵から、かまきりが誕生する頃。かまきりは農作物には手をつけず、害虫を捕まえてくれる、私たちにとってありがたい存在。
6日(木)の新月で、暦は卯月から「皐月」へ。皐月は、水の恵みに触れる月。
【旬の景色・旬の食卓】
旬の景色。初夏から一段と深くなった緑にもっとも映えるは、青や紫の花々。紫陽花や花菖蒲。湿度が高い梅雨時期は、香りをより強く感じられる季節。雨の日には外に出て、雨 に濡れて立ち上る土の匂いで、自分を満たしてみる。
そして、関東では見頃を迎えた蛍。月が輝けば闇が退く。明るい夜を、蛍は嫌う。新月を迎える今は、蛍を見るのにちょうど良い頃。
【今週のレメディ】
詩人・石原弦さんの詩集「石」から、「光の種」をお届けします。
【参考】
「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013
「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024
国立天文台暦計算室
「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012
「空の名前」高橋健司 光琳社出版 1992
「七十二候/蟷螂生かまきりしょうず」高月美樹 2023 暦生活
「折節の記ーあじさいを詠んだ和歌ー」水垣久 やまとうた 2015
「源氏ぼたる」いすみ市観光ポータルサイト