#018 今週の暦(6/17-23) &山之口貘の詩「天」
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自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 6月17日から23日の「今週の暦」、そして、詩人・山之口貘の詩のアンソロジー「桃の花が咲いていた」から、「天」をお届けします。 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 6月17日(月)から23日(日)/ 旧暦、皐月十二日から十八日 21日(金)、二十四節気は、「芒種(ぼうしゅ)」から「夏至」へ 太陽が最も高く昇るこの日。古代の人々にとっては、太陽の聖なる力が最高潮に達する特別な日でした。太陽と地球が織りなす大いなるリズム。このダイナミックなダンスを体現するかのように造られた古代遺跡の一つが、グレートブリテン島にあるストーンヘンジです。 日本では、梅雨時にやってくる夏至。厚い雲に覆われることも多く、その光のピークを感じにくい。再び日本を飛び立って、次は北欧へと向かいます。そこは夏至が全く異なる、特別な意味を持ちます。 21日(金)、七十二候は、夏至の初候、「乃東枯 なつかれくさ かるる」。なつかれくさ、とは「靫草」のこと。古くから、東洋では漢方で生薬「夏枯草」として、西洋では「セルフヒール(自己治癒)」として、人々とともにある、太陽の光のリズムを持つ靫草。 夏至の翌日、22日(金)は満月。長い初夏の日が終わりを告げれば、関東では午後7時半頃、一年で最も遅く昇り、最も高度の低い、最も南寄りの軌道を通る、特別な満月が、東南東の地平線の彼方から姿を表します。特別な天体ショーを、ぜひ楽しみたい。 【今週のレメディ】 自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。 今週は詩人、山之口 貘の詩のアンソロジー「桃の花が咲いていた」から、「天」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「桃の花が咲いていた」山之口貘 童話屋 2007 「Summer Solstice At Stonehenge ( 2023 )」Brunton Media (YouTube) 2023 「Decoding the ancient astronomy of Stonehenge」Vox (YouTube) 2017 「七十二候/乃東枯」高月美樹 暦生活 2023 「夏至」内藤誠一郎 国立天文台 天文情報センター 2021 「古代人の宇宙」」名古屋市科学館 「生薬百選 52 夏枯草(カゴソウ)」養命酒 2008 「さんいんきらめく星月 低い満月 ここ数年の夏、さらに低く見える」竹内幹蔵(島根県立三瓶自然館サヒメル天文事業室長)2023
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