Episodes
2008年の金融危機以降徐々に注目を集めてきた「農地投資」は、新型コロナウイルスの感染拡大やロシアによるウクライナ侵攻を受けてさらに過熱しました。投資家が農地に投資するその背景と影響について解説します。
Published 05/06/24
人間の作業を代わりに行ってくれる家畜のことを「役畜」といいます。円安が続き、エネルギー価格が上昇する中「役畜」は日本の農業を救う存在となるのでしょうか?役畜の歴史から導入の際の高いハードルについて解説します。
Published 05/05/24
カラスなどの「野鳥」は、多くの農場が対策に苦慮しています。餌を盗み食いし、糞をまき散らし、病気を広げ、時には家畜を直接襲う「鳥害」をどう抑えるのか、解説します。
Published 05/05/24
3月に世界で初の発生を認めた牛における高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAI)感染は、今も拡大を続けています。米国における「牛インフル」についての最新のアップデートを紹介します。
Published 05/03/24
乳牛や肥育牛を中心に起こる肝疾患を治療するのに利用するのが「肝庇護剤」です。ブドウ糖製剤、アミノ酸、ビタミン、利胆剤…肝庇護剤には様々な種類があり、作用機序も異なります。今回はそんな「肝庇護剤」についてまとめました。
Published 04/29/24
今年に入り、チリが正式に国内からのPRRS撲滅を宣言しました。ほかにも世界中ではアフリカ豚熱や、豚熱など国をあげた撲滅計画が実施され、成功を収めています。清浄化に向けた各国の取り組みについてまとめました。
Published 04/28/24
「動物集団における遺伝的多様性の減少」を反映する数値である「近交係数」は、計算も難しく現場では意識されにくい項目です。近交係数の増加に伴う「近交退化現象」や、その逆の効果を示す「雑種強勢」について解説します。
Published 04/27/24
イランとイスラエルとの関係悪化により、原油価格が一時期1バレル当たり86ドルまで増加しました。中東情勢の悪化は、原油価格の増加を招き、ひいては飼料価格や光熱費の増加の原因にもなります。戦争が地球温暖化に及ぼす影響と併せて解説します。
Published 04/26/24
バイオテクノロジーが発展する中で、農畜産物の栄養的価値を高める様々な技術が開発されています。一方で、古くからの土壌管理や飼養管理によっても人類は農畜産物の栄養的価値を高めてきました。どんな方法があるのでしょうか?解説します。
Published 04/24/24
判断ミスや無理な助産によって、正常なお産を難産にしてしまう「人工難産」。現場で見られる事例と対策についてまとめました。
Published 04/22/24
近年、先進国を中心に世界中で「大動物獣医師」が不足しています。不足している理由は国それぞれで異なるものの、大動物獣医師の不足は時に深刻な事態を招くこともあります。日本を含めた「大動物獣医師」を取り巻く状況についてまとめました。
Published 04/18/24
第一胃内にガスがたまって牛のお腹が大きくふくらむ「鼓張症」、短時間で死に至る恐ろしい病気です。特に現場で問題になりやすい「慢性鼓張症」を含め、子牛の鼓張症についてまとめました。
Published 04/17/24
飼料、燃料、肥料、生産資材の多くを輸入に頼る日本にとって、円安の進行は深刻な問題となります。今現在「円安」が日本の畜産業にどのような影響を及ぼしているかをまとめました。
Published 04/16/24
2020年にノーベル化学賞を受賞した「CRISPR-cas9」システムとそれを利用した「ゲノム編集」は、今後の農畜産業を大きく変える革新的な技術です。畜産分野を中心にゲノム編集がどのように利用されているのか、紹介します。
Published 04/12/24
農場における痛ましい事故が後を絶ちません。実は農業は建設業の2倍死亡事故リスクが高いと言われています。農場で起きやすい「作業事故」についてお話します。
Published 04/09/24
「PEEP」は子牛の感染性下痢を予防する上で重要な4つの項目、Pathogen(病原体)、Exposure(暴露)、Environment(環境)、Passive transfer(移行抗体)の頭文字を並べたものです。それぞれの項目について解説します。
Published 04/09/24
絶滅に危機に瀕している動植物を元の生息地に戻す「再野生化」。欧米を中心に実施が広がっていますが、土地資源の「野生化」と「食料生産」が共存するのはなかなか難しそうです。
Published 04/06/24
今年の2月に公表された「食用昆虫の世界地図(The global atlas of edible insects)」で昆虫食が世界で広く受け入れられている実情が明らかとなりました。特に消費されている地域や品種、そして畜産との関わりなどについて解説します。
Published 04/04/24
牛と人との間で共有するズーノーシス(人獣共通感染症)。4月に入り新たに農場で働く人も増える中、共有しておきたい知識です。米国で報告された牛から人へのインフルエンザウイルス感染と併せて解説します。
Published 04/02/24
過去1年間でカカオ豆の取引価格は3倍に跳ね上がっていますが、異常気象、病気、インフラ不足など様々な原因があります。カカオ豆の供給不足とその背景について解説します。
Published 04/01/24
一部の国で飼料添加物として利用が承認されている「塩酸ラクトパミン」。一方で使用や輸入を禁止されている国や地域もあり、また過去には貿易問題の原因にもなったりと、議論の的となる薬です。
Published 03/31/24
新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなど、様々な人獣共通感染症が猛威を振るう現代社会。動物から人への感染リスクの方に意識が傾きますが、はたして人から動物への感染リスクはどれほどのものなのでしょうか?
Published 03/30/24
米国で提出された「カリフォルニア州タコ虐待反対法」、通称「OCTO」。通過すれば2025年1月から同州はタコの養殖も、養殖ダコの他州からの購入もできなくなります。近年米国で反畜産、反養殖を掲げる州法が増えている背景と併せて解説します。
Published 03/29/24
世界的に巨大化の傾向にある牛の体型。「大は小を兼ねる」というように、大きければ大きいほど良いのでしょうか?
Published 03/28/24
アメリカの酪農場で発生したミステリー病。検査の結果、原因は高病原性鳥インフルエンザウイルスだと明らかになりました。近年様々な動物での発生が問題となっている同ウイルスについて解説します。
Published 03/27/24