Episodes
現在の穴窯でこれまで80回以上焚き、その記録は詳細にノートに記録しているという穴人こと篠原希さん。「おもしろい焼き物」はそうした記録から生まれるそう。セバスチャン高木もカンパーニュ日記を付け始めたそうです。
Published 05/17/24
岡倉天心の『茶の本』を読むにはその背景を知るにはもっと面白い!「茶の本」が書かれた人生後半と時代背景養老天命反転地は老子確認装置だった!?/東京美術学校校長になるも、大スキャンダルに…!/日本美術院はどうやってうまれた?/天心、日本の文化を背負って渡米/横山大観・菱田春草はNYで個展開催/五浦に本格的にうつった天心/ボストン美術館での活動/初めての宿題!?/アイキャッチ画像:近代日本人の肖像より
Published 05/17/24
Published 05/17/24
うるし坊主こと若宮隆志とセバスチャン高木が取り組んできた、新作能『漆能』誕生に向けての思いや経過を熱く語ります!共に関わってきたマネージャーのワワと、サッチーもゲストで参加。能登半島地震の影響で活動が一時中断の事態にも。そんな中、復興祈念として実行委員会の代表となってくださった彬子女王殿下。物語の中心となる和歌も2首詠んでくださり、その素晴らしさに全員が感銘。「変わってしまった能登の景色や漆かきの文化を、能というタイムカプセルに閉じ込めることで永久に人々が思い描けるのでは?」とセバスチャンが言えば、「後に残すものは、技じゃなくて精神性が大切」と若宮。番組後半に名言が続出なので、是非最後まで! アイキャッチ画像:国立国会図書館デジタルコレクションより。 
Published 05/13/24
岡倉天心の『茶の本』を読むにはその背景を知るにはもっと面白い!人生の前半を辿ります。最近セバスチャンがハマっている老子のこと/岡倉天心は幕末〜明治の激動の時代に生まれた/7歳で英語、9歳で漢詩を学び始めた/アーネスト・フェノロサとの出会い/当時の授業は全部英語!?/狩野芳崖の『悲母観音』はこうして生まれた/気概に溢れてる!?海外視察で記者に行った言葉/日本美術に関する学術誌『國華』創刊/アイキャッチは国立国会図書館 「近代日本人の肖像」より
Published 05/10/24
鳥羽上皇・後鳥羽上皇・平清盛・北条政子も訪れた!熊野詣のあれこれを語ります。ガラケーに思うこと/iPhoneは禅そのものになっている!/禅を具現化したのはスティーブ・ジョブズだけ?/古代信仰の1つの形、生まれ変わりの象徴だった/熊野詣は色んな信仰が入り混じっている/熊野を愛した人々/ 画像は国立国会図書館デジタルコレクションより
Published 05/03/24
今回も岡倉天心の『茶の本』からトークはどんどん発展。「道教的な道は点のつながり」と、うるし坊主こと若宮隆志が話せば、「今様の連続が道に近づくけれど、それが決定的ではない」と応じるセバスチャン高木。真剣にふざける重要性を熱く語ったりと、エンドレス状態に!!最後にスペシャルな報告があるので、お聞き逃しのないように!アイキャッチ画像:歌川広重「名所江戸百景 するかてふ」国立国会図書館デジタルコレクションより 
Published 04/27/24
旅のエナジーバー!思いのはせ力で楽しめ!/そもそも藤原定家ってどんな人?/百人一首の選者という説が揺らいでいる?その理由とは/新古今和歌集はなぜすごいの?/新たな境地を開いた!?茶人に影響を与えた定家の和歌「見わたせば 花も紅葉も なかりけり浦の苫屋の 秋の夕暮れ」/超日記魔、定家の熊野御幸記はなぜ重要なのか?/アイキャッチはcolbaseより
Published 04/26/24
岡倉天心『The Book of Tea(茶の本)』に端を発するセバスチャン高木の思考は、いつしか老子と結びつき、天心が述べた「美」とは何かを探る試みへと変化し始めました。なお穴人こと篠原希さんの個展は、2024年4/27(土)~5/19(日)まで、水戸市の「うつわや季器楽座」にて。
Published 04/26/24
気にはなるけど実際にはなかなか行けない熊野詣。定家の熊野詣を知るとちょっと行った気になるかも!5分くらいあるけど聴いてほしい!平安名物!?エピソードトーク!/熊野本宮は川の中にあった!/当時は裾をたくし上げてはいけなかった/落差半端ない「那智の滝」での宗教体験/定家大ピンチ!心中は夢のよう、前後不覚、日記魔なのに日記が書けないレベルに。/日記の終わりは…「魚を食べる」!出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)
Published 04/19/24
『熊野詣』を体験しようと、休日に新幹線で関西へ赴き、石碑を巡る旅をしたセバスチャン高木。3日間で約55キロ歩いたと知って、驚くうるし坊主こと若宮隆志。「平安時代や鎌倉時代など歴史のなかに舞い込む感覚ですね!」。前回に続き岡倉天心の『茶の湯』の話では、「道教」の教えが影響しているのでは?と、2人の本質に迫る深い話が止まりません......。
Published 04/19/24
今回も引き続き熊野御行記がテーマ。怒ったり涙したり、定家の等身大の姿が伝わってきます。桜は散ってからがシーズンだ!/当時は大変だった!定家の中間管理職っぷりがわかる宿問題/身分によって不公平が生じることに怒り/滝尻王子についた定家は倒れ込み…/発心門王子ではやることなすことちぐはぐに/担がれながらも着いた熊野本宮大社で涙/出典:シカゴ美術館
Published 04/12/24
生漆チャンネル・トークチャリティイベントを終えた2人。「1人での講演会だと、彦十蒔絵は全て1人でやっていると誤解されがち。初めて自分らしい本音トークができた」と喜ぶうるし坊主こと若宮隆志。「作家が1人で全て作ったと思うのは、日本の工芸の根深い問題があるかも」とセバスチャン高木。話題はアート談義から、岡倉天心の『茶の本』や禅の話へと広がります。
Published 04/11/24
主著『The Book of Tea(茶の本)』第1章の中で「beautiful foolishness」という言葉に言及している岡倉天心。禅の世界にも精通していたであろう彼がこの言葉に込めた思いを探ります。写真は国立国会図書館「近代日本人の肖像」より 篠原希さんの個展は2024年4月6日(土)〜14日(日)、工房IKUKO(岡山県倉敷市)にて開催中!※正しくは14日(日)までです
Published 04/10/24
いよいよ明日!まだ申し込みできます!彦十蒔絵のイベントに登壇!4月6日(土)16時〜/18時半〜 https://hikoju-makie.com/event/event-detail/#1287/何のために支援するのか考えてみる/ちょっと復習藤原定家の『熊野御幸記』とは/宿をとろうと思っていた場所の主人が… 想定外の連続でドキドキハラハラ!アイキャッチは国立国会図書館より
Published 04/05/24
岡倉天心が著書『The Book of Tea』の中で書き残した言葉「Beautiful Foolishness(美しき愚かさ)」。これをもとに、物事を見る基準値として「BF値」なるものを発明したセバスチャン高木。この数値を基準にすると、デュシャンも穴窯も同じ土台で語れるようになるそう。  篠原さんの個展は4/6-14、岡山県倉敷市にある工房IKUKOなにて。
Published 04/03/24
「世界BF値導入推進委員会会長」の肩書きが加わったセバスチャン高木。「美しい馬鹿馬鹿しさ・ビューティフルフーリッシュを数値化してBF値として広めたい」と熱弁します。「彦十蒔絵の作品作りにも共通する」とうるし坊主こと若宮隆志も共感!!「美しいだけではなく、そこに愚かさが加わると、もののあわれに繋がる」と盛り上がる2人。このコンビの生トークが聞けるイベントが開催されます。■2024年4月6日(土)16時~17時半、18時半~20時の2回 『“継承“彦十蒔絵』チャリティイベント第1部「生・漆チャンネル」に出演。参加はこちらから(要予約・有料)https://hikoju-makie.com/event/event-detail/#1287
Published 04/03/24
久々にイベントに登壇!4月6日(土)16時〜/18時半〜 https://hikoju-makie.com/event/event-detail/#1287/復習も兼ねて!岡倉天心ってどんな人?/Beautiful Foolishnessとは?/今こそ必要だ!新しい単位、世の中をBF値で見てみると?/BF値推進委員会加入者募集
Published 03/29/24
金沢を仮の拠点とする彦十蒔絵の中期的な仕事場を探す、うるし坊主こと若宮隆志。そんな中、『古今和歌集仮名序の今様版』の構想を練る日々。「カジカガエルの声を聴いて和歌を書かない人の気が知れないと書かれているので、ユーチューブで鳴き声を聞いたり」。セバスチャン高木は、「大きなテーマへの挑戦ですよね。若宮さんの蒔絵の構想は、和歌を詠むのと一緒かも」。蒔絵作品から日本文化、やがては哲学的な境地へと2人のクロストークが続きます。このコンビの生トークが聞けるイベントが開催されます。■2024年4月6日(土)16時~17時半、18時半~20時の2回 『“継承“彦十蒔絵』チャリティイベント第1部「生・漆チャンネル」に出演。参加はこちらから(要予約・有料)https://hikoju-makie.com/event/event-detail/#1287
Published 03/26/24
天心の人間性が垣間見えるぞ!茨城県天心記念五浦美術館/岡倉天心とスティーブ・ジョブズの共通点/中間管理職の悲哀たっぷり!『熊野御幸記』/最初は水路から!/熊野詣の重要ポイント王子ってなんだ?/盛りだくさんすぎ!熊野に着くまでの御一行は何をした?/段取り・段取り・段取り!定家のハードすぎる仕事/『熊野御幸記』肝心の中身/熊野懐紙が身近に
Published 03/22/24
56年にわたって日記を残した公家であり歌人・藤原定家。国宝『明月記』には全然大したことない話もたくさん残されているそう。そのように雑感を残しておくことがいつかは価値あることにつながるのかも。そう考えるセバスチャン高木と穴人こと篠原希さんの雑談をお楽しみください。
Published 03/16/24
いてもたってもいられず3泊4日で熊野へ/文武両道!後鳥羽上皇も、今様を愛したゴッシー(後白河法皇)も!?熊野詣に何度も行っていた/同行人数の桁が違う!上皇の熊野詣/熊野詣を伝える資料『明月記』/当時は家宝級!?現代と違う平安末期〜鎌倉時代の日記事情/当時の人は超日記魔だった/新古今和歌集の選者藤原定家の人間っぽさがわかる『明月記』の魅力/タイトルは『愚記』だった!/『熊野御幸記』って?3つの面白さ
Published 03/15/24
アート集団・彦十蒔絵再生の道を探る、うるし坊主こと若宮隆志。今月の3月23日(土)には、金沢漆器作家の大坪直哉さんからのオファーで、メタバースイベントへの登壇が決定!!この情報を聞いたセバスチャン高木は、「平安貴族の和歌は、インターネット上の仮想空間・メタバースだと思うんですよね」と発言。続けて「彦十蒔絵の虚と実の世界観はメタバースに通じる!」とも。ついには彦十蒔絵職人が集うメタバースを作ると宣言する展開に。アナログを自認する若宮も、「それはたのしそうですね!!」。彦十蒔絵メタバース計画の詳細は、次回に続きます。■2024年3月23日(土)21時~22時 第4回大坪伝統工芸舎メタバースイベントの参加はこちらから(要予約・無料)https://www.urushitsubo.net/service-page/%E7%AC%AC4%E5%9B%9E%E5%A4%A7%E5%9D%AA%E4%BC%9[…]%B1%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E8%88%8E?referral=service_list_widget
Published 03/14/24
今様シリーズ第6回。今様の魅力大解剖です!3月15日19時から!オンラインで御書印ロングナイト開催!/ゴッシーが行った今様ロングナイト/梁塵秘抄の魅力を紐解き①歴史的な意味②ストレートな表現/なぜゴッシーたちは今様に夢中になったのか?時代背景から考えてみる/諸説ありすぎる今様「遊びをせんとや生まれけむ戯れせんとや生まれけん」/今様から宗教観が読み取れる!? 御書印ロングナイトについてはこちら:https://note.com/goshoin/n/n927157bad338
Published 03/08/24
輪島塗りの技術を使ったアート集団・彦十蒔絵を率いるうるし坊主こと若宮隆志。現在は金沢に拠点を置きながら、復活を模索中。「制作の工程がそれぞれ分かれていて、輪島でなければ作業ができない職人もいる。輪島の町が1つの工房だった」と語る若宮に、「町全体が工房というのは、とてもよくわかる」とセバスチャン高木。古今和歌集をテーマに、遊び心を込めた作品作りができないかと、2人の夢は広がる。アイキャッチ画像:ColBase  https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/B-2992?locale=ja
Published 03/08/24