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戦時中に全滅し、戦後復活したウズラの生産。全盛期には全国に1000戸以上あった生産農家も半世紀で97%が廃業し、今では30戸を切った。そんな風前の灯火のウズラ生産を、「卵を食べるということは、命をまるごといただくこと」をモットーに浜名湖で行っている近藤哲治さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。近藤さんは、2021年ポケマル年間生産者ランキング【畜産部門】第5位にランクイン。 近藤哲治(こんどう...
Published 02/24/23
徳島でイチゴ生産販売会社を経営しながら、東京で経営コンサルの二足の草鞋を履く関成章さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 関成章(せき なりあき)/1986年生まれ、茨城県出身。幼少期から原木椎茸、米等の手伝いを通じて成長。大学進学のために東京に上京。在学中からコンサルティング会社で勤務。別の環境経営コンサルティング会社に入社(共同著書:排出量取引がよ~くわかる本)。2011年に上司が独立するため経営コンサルティング会社Business Portfolio Design...
Published 02/22/23
倒産寸前だった家族経営のお茶農業法人を引き継ぎ、D2Cや6次産業化で立て直しに挑む植田大さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 植田大(うえだ...
Published 02/20/23
福島県楢葉町などを中心に田んぼアートに取り組む元原発作業員の市川英樹さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 市川英樹/昭和46年生まれ。愛知県豊田市出身。元々は地元で自動車の製造ラインを管理する仕事や溶接工など職を転々としていたが、金を稼ごうと、2014年福島第一原発の廃炉作業員として広野町に移り住む。仕事は、建屋内を凍った土の壁で囲む凍土遮水壁工事で、資材運びや重機の操縦を担当。食事付き、住み込みの作業で日給3万円。1日あたりの作業時間は2時間ほどという条件のもと約1年間働いたが、被曝上限に達して辞めることに。 稼げるだけ稼いですぐに愛知に戻ろうと思っていたが、常連になった居酒屋の店主から「いなくなったら寂しくなる」と言われ、いわき市で農業を始める。福島復興のために何かしたいと思っていたとき、古代米など色の異なる稲で水田に絵柄を描く「田んぼアート」の取組みを知る。田んぼアートで荒れ果てた地域の田んぼを再生し、福島の元気な姿を県外そして世界に発信したいと「福島田んぼアートプロジェクト」を立ち上げ、実行委員長に。 田んぼアートの舞台は楢葉町。コロナ禍の一昨年には...
Published 02/17/23
美味しい恵みを未来に残すために「心の流通」を掲げ、27歳で西麻布に懐石料理店「伊勢 すえよし」をオープンし、料理長を務める田中佑樹さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 田中佑樹/1988年4月、三重県の日本料理屋を営む両親の元に産まれる。服部栄養専門学校卒業後、老舗料亭【菊乃井】で修行。24歳のとき、見聞を広げるため世界一周の旅へ。世界15国以上を巡りながらグアテマラ、ペルー、アルゼンチン、イタリア、トルコなどでは地元の食堂にて郷土料理を学ぶ。その旅のなかで故郷である伊勢の食文化の魅力を再認識する。 2015年4月(27歳)に【伊勢 すえよし】を西麻布にオープン。地元である三重県の生産者の元に頻繁に足を運び、生産者の食材へのこだわりを伝えるべく、日々厨房に立つ。食を通じて生産者と消費者の心をつなぐ「心の流通」が料理のテーマ。 2016年 TOKYO100第三位 2018年 サンペレグリノヤングシェフ 日本地区大会 セミファイナリスト 2018年 RED U-35...
Published 02/15/23
東日本大震災から最速で復興を成し遂げた自治体、宮城県東松島市の市役所職員、石垣享さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 石垣亨(いしがきとおる)/1976年生まれ。東松島市出身・在住。中3の長男、中1の二男、小2の長女の父。東松島市役所勤務、H×Imagine COO。 大学生活が楽しすぎ、ピーク時は3つのバイトを掛け持ちし、飲み会の日々。世間は就職氷河期。気がついた時には、親の薦めもあって、なんとなく旧鳴瀬町役場入庁(現東松島市役所)。就職1年目に転職を考え(職場の風土が合わない気がして)、職場の先輩に相談。当時の総務課長まで話が広がり、少しだけ周囲をざわつかせる。その後、尊敬できる先輩達の様子を見て、行政の仕事の楽しみに気づく。今、思えば、いわゆる厨二病だったかもしれない。 そんな中で起きた、東日本大震災。 語り尽くすにはあまりにも濃厚すぎる、あの日からの10年間。...
Published 02/13/23
一般財団法人渋谷区観光協会 理事 兼 事務局長の小池弘代さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 公助から共助へ、シェアリングエコノミーやソーシャルキャピタルにより豊かな社会を目指したいと考え、2016年より(社)シェアリングエコノミー協会事務局次長・(株)スペースマーケット 社長室ブランド戦略など広報・講演活動に従事。また、長年オンライン旅行業業界におり、国際カンファレンス(MICE)の企画・運営・全体統括などをオーガナイズ。海外連携、エリアブランディング(地域活性)・コミュニケーション領域を軸にした活動の幅を広げる。渋谷区在住。2018年より一般財団法人渋谷区観光協会 理事 兼 事務局長。また同年、context x structure design companyとしてCO'RE LLCを創業。その他、千葉県ICT利活用戦略検討委員会 委員、 三重県デジタル社会推進局...
Published 02/10/23
継ぎたくなかった農家の長男が起こす農業革命に挑む坂尾英彦さんと、惚れた嫁の実家に脱サラ新規就農した功刀隆行さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 坂尾英彦(さかおひでひこ)/1982年千葉県銚子市出身。12代目農家。Hennery Farm代表。トレードマークは、アフロヘア―。 高校卒業後、新規就農したが作業的な農業に魅力を感じられず、上京しクラブDJとして活動する。...
Published 02/08/23
超高齢化の進む農村で75歳以上のおばあちゃんたちが働くことで「生きがい」と「収入」を得られる「うきはの宝株式会社」を創業、経営する大熊充さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 大熊充(おおくまみつる)/1980年生福岡県うきは市出身、経営者&デザイナー、うきはの宝株式会社 https://ukihanotakara.com 代表取締役。 福岡県うきは市の農村で75歳以上のおばあちゃんたちが働ける会社「うきはの宝株式会社」を経営。おばあちゃんたちが働く「ばあちゃん食堂」を展開している。おばあちゃんたちの得意と特性を活かした「食」と「料理」を商品・サービス化。...
Published 02/06/23
人口487人の小さな村、長野県売木村村長の清水秀樹さんをゲストにお招きし、歩きながら11時間、対談する。 清水秀樹/昭和28年1月31日生まれの68歳。平成8年43歳のときに村会議員になる。平成17年、同じ年代の仲間5人と農業生産法人「ネットワーク売木」を立ち上げる。今では、若者の新規就農受け入れ先に。村議を4期務め、平成24年58才歳で村長選挙に出馬。現役二期目の村長との一騎打ちを制し、村長になり現在3期目。スポーツ合宿誘致や、稲作体験受け入れを通じ、関係人口を創出している。 ーーー ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。 「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもら...
Published 02/03/23
10年間冷凍保管していた海苔も解凍した日が製造年月日になることを知っている消費者はどれだけいるだろうか。みなさんが普段スーパーで買って食べている海苔の多くはこれだ。知っているようで知らない海苔の世界。そこで今、何が起きているのか。海苔のこと、漁師のこと、海のことを伝える『海苔食べる通信』創刊について、歩きながら1時間、独演する。 我が家には毎年、年末になると有明海の海苔漁師さんから、その年の一番摘みの海苔が、直筆の手紙と共に送られてくる。そこには、その年の海の様子、海苔の状態などが綴られている。年々、海苔漁師が置かれている環境が厳しさを増していることが伝わってくる内容だ。7歳になる息子は、2歳のころから毎年この海苔を食べて育ったので、スーパーで売っている海苔は美味しくないと箸がすすまなくなる。 おにぎりを筆頭に、日本の食文化に欠かせない海苔について、私たちはそもそもどれだけ知っているだろう。海苔がどんどん採れなくなっていることをどれだけの日本人が知っているだろうか。 海苔の生産枚数はピーク時の2001年から徐々に減少傾向にあり、2019年には46年ぶりの大凶作で市場が高騰し...
Published 02/01/23
このままほうっておいたら失ってしまうかもしれない食文化の保護継承に立ち上がった有機農家の嫁、渡邊めぐみさんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 渡邊めぐみ/1991年神奈川県出身、千葉県在住。有機農家の嫁、二児の母。日本スローフード協会(Slow Food Nippon) 代表理事。 早稲田大学在学時、料理人/飲食店経営を志し、都内の複数の飲食店で週に6日以上働く日々を送るも、厨房の中でフードシステムが抱える多くの矛盾に直面。同時期に、イタリアで発祥した国際運動スローフードの存在を知り、活動に参加し始め、若者の仲間を中心にSlow Food Youth Networkを日本で初めて立ち上げる。 2015年イタリアに渡り、スローフード協会が設立した食科学大学University of Gastronomic Sciecesにて修士号を取得。現地のアグリツーリズモにて研修もおこなう。2016年に帰国後、語学(英・伊・韓)も活かし、Slow Food...
Published 01/30/23
りんごスパイスを開発した長野県長野市の4代目りんご農家、徳永虎千代さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 徳永虎千代/1992年、長野県長野市出身。長野市で代々続くりんご農家の四代目。株式会社フルプロ代表取締役。 曾祖父は、りんごの産地として栄えていた長野市赤沼を支えた徳永初太郎村長。それから120年後の2016年に20代前半で農園を受け継ぎ、2017年に㈱フルプロとして法人化、代表に就任。現在、りんご畑10haを栽培している。ポケマルなど通じて、ほぼ100%直販している。 就農当時、赤沼の農家の現状は非常に厳しいものだった。生産者の高齢化、りんご市場の低迷でりんご農家はどんどん辞め、耕作放棄地が増大の一途。これらを肌で感じたため、「地元の耕作放棄地ゼロにし、地域を活性化する」という夢を掲げる。しかし、2019年、激甚災害の台風水害により被災。アップルライン復興プロジェクトを立ち上げ代表に就任。徐々に復興を遂げる。 地域の耕作放棄地をゼロにするために、誰でも安心して農作業ができる"ダイバシティ農業"を実現したいと考えている。地域の耕作放棄地を借り入れ、高齢者...
Published 01/27/23
古里のために一生懸命生きた祖母や母の思いを受け継ぎ、古里で鹿肉ハンターとして生きる岩手県大槌町の兼沢幸男さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 兼沢幸男(かねさわゆきお)/1984年、岩手県大槌町出身。東日本大震災前は船乗りとして全国を飛び回っていたが、震災で母が行方不明になったのをきっかけに、故郷の大槌町にUターン。地域のために力になれたらと思い、消防団やPTAや寄り合いなどに積極的に参加していた。子どものころ、父の実家が農家だったこともあり、米を買わない生活をしていた。買わなくてももらえたからだ。それがあるときからもらえなった。その原因がシカによる被害だったこと、それを駆除する人たちがいることを知り、私自身もハンターとなった。有害駆除をする中で、この奪った命を価値のあるものにできないかと思い立ち、ジビエ事業化を目指す。 一昨年の5月に、野生の鹿を捕獲して食肉として加工するため、株式会社を創業。しかし開業と同時にコロナの影響で販路がなくなり、直販サイト「ポケットマルシェ」での販売に乗り出す。同年7月に高橋博之さんに出会う。それからポケマルでの鹿肉の販売...
Published 01/25/23
贈収賄事件で有罪判決が確定し、現在、裁判のやり直しを求めている岐阜県美濃加茂市の藤井浩人前市長をゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。藤井さんは今月16日に告示される同市長選挙に立候補を予定している。 1984年岐阜県生まれ。2007年名古屋工業大学卒業。2010年10月に美濃加茂市議会議員に初当選し、2013年6月には美濃加茂市長に初当選。当時28歳の全国最年少市長。2014年6月事前収賄容疑等により逮捕。その後2015年3月に一審無罪になるも、2016年11月二審有罪。2017年に最高裁で有罪が確定し、市長を辞職。 2020年12月には有罪判決が確定してから丸3年が経過し、執行猶予期間が明け、公民権が復活。2021年11月に無罪を主張して再審請求書を名古屋高等裁判所に提出。2021年12月13日、翌年1月の美濃加茂市長選挙に4選を目指して立候補することを表明。12月28日には、『冤罪と闘う』を出版。 ーーー ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディ...
Published 01/23/23
新年あけましておめてどうございます。寅年、年男の高橋博之です。昨日に引き続き、年頭の独演会を花巻(気温−9℃)からお届けします。まったく違う話します。 皆様の声も是非、コメント欄にお寄せください。2022年の抱負、高橋博之に聞きたいこと、ポケットマルシェに期待することなど、お待ちしております。 ーーー ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。 「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもらったり。このラジオが、そんなきっかけになることを願っています。 ※こちらのエピソードは、過去にポケットマルシェ公式Youtube/Facebookにてライブ配信されたものです。 「高橋...
Published 01/20/23
※こちらは2022年1月1日の配信を再掲載したものです。 新年あけましておめてどうございます。寅年、年男の高橋博之です。2022年を迎えるにあたり、−10℃、厳寒の花巻から、所信表明を申し述べます。 皆様の声も是非、コメント欄にお寄せください。2022年の抱負、高橋博之に聞きたいこと、ポケットマルシェに期待することなど、お待ちしております。 ーーー ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。 「高橋博之の歩くラジオ」では、あらゆる角度から社会についての議論が交わされ、心に響く言葉が生まれています。自分の“生きる“日々を振り返って、ちょっと立ち止まって考えたり、背中を押してもらったり。このラジオが、そんなきっかけになることを願っています。 ※こちらのエピソードは、過去にポケットマルシェ公式Youtube/F...
Published 01/18/23
東京都内で居酒屋経営から漁業参入し、コロナ禍で事業再構築を進める株式会社ゲイト代表取締役の五月女圭一さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 五月女圭一/1972年、東京出身。株式会社ゲイト...
Published 01/16/23
島根県海士町で地域づくり事業、人材育成事業、出版事業を展開する株式会社「風と土と」代表取締役の阿部裕志さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 阿部裕志(あべひろし)/1978年愛媛県生まれ。京都大学大学院にてチタン合金の研究で修士号を取得後、トヨタ自動車の生産技術エンジニアとして働く。しかし、現代社会のあり方に疑問を抱き、2008年海士町に移住して、株式会社巡の環(めぐりのわ)を仲間と創業。 2018年に株式会社...
Published 01/13/23
都内私立中高一貫校で統括校長補佐として新しい学校をデザインしている山藤旅聞さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 山藤旅聞(さんとうりょぶん)/1980年、東京都出身。父と母が休みの度に、旅行に連れて行ってくれ、よくキャンプもしたことが原点に。いじめが原因で、中学から私学へ。しかし、ガチガチの私学で息苦しくなりまたまた受験。高校は大学附属へ。自由度が増え、クラブ活動のラグビーに邁進。大学・大学院と進学。テニススクールのインストラクターの資格を取得し、車椅子テニスなど経験から、インクルーシブについても関心を高める。 2004年より都立高校で生物の教員となり、オール実験の授業や生徒の「問い」だけで進める授業や、生徒が主体的・自立的に学びを進める「対話式・双方向性授業」などを実践。現在は都内私立中高一貫校「新渡戸文化中学校・高等学校」に移り、教科と社会課題をつなげて、生徒自らが解決に向けて「行動する」ことを目指す授業スタイルを確立する。具体的には、企業やNPO/NGOとパートナーシップを組んだPBL(project based...
Published 01/11/23
ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う哲学者の鞍田崇さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 鞍田崇(くらた・たかし)/1970年兵庫県生まれ。哲学者。明治大学理工学部准教授。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。専門は哲学・環境人文学。近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、工芸・建築・デザイン・農業・民俗など様々なジャンルを手がかりとして、現代社会の思想状況を問う。 〈主な著作〉 『からむしを績む』(共著、渡し舟 2021) 『分離派建築会―日本のモダニズム建築誕生』(共著、京都大学学術出版会 2020) 『工芸批評』(共著、新潮社 2019) 『NHK趣味どきっ! 私の好きな民藝』(共著、NHK出版 2018) 『BETWEEN THE LIGHT AND DARKNESS 光と闇のはざまに』(共著、Book B 2017) 『フードスケープ 私たちは食べものでできている』(共著、アノニマ・スタジオ...
Published 01/09/23
未利用魚の問題に取り組む秋田の大学生、石井秀樹さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 石井秀樹/1998年、秋田県五城目町出身。ノースアジア大学法学部4年。高校では、バスケットボールで全国大会出場、プロチームのインターンを経験。プロの世界に入ると思っていたところ、コロナによりシーズン中断となり、考え方が変わる。自分というブランド力を高めることが、今後の生き方として良いと思い、バスケットボールから離れ、水産業界に足を踏み入れる。秋田県内の様々な漁師の船に乗せてもらい、未利用魚の問題に取り組んでいる。魚屋でもバイトをやり、水産業をあらゆる視点から学んでいる。今は世界中の魚に会うことが目標。魚の情報発信をすることが、魚食の普及に繋がると考えている。 ーーー ポケットマルシェ代表の高橋博之が、社会を“生きる“ゲストと対談する「高橋博之の歩くラジオ」。ゲストのみなさんは、農家・漁師、起業家、研究者、行政官、メディア、NPO、学生……と様々な立場から、自分たちの生活する場、自分たちの生きる社会をよりよくしていこうと、熱い想いや強い志をもって働きかけている方々です。 「高...
Published 01/06/23
宮城県川崎町でベーシックインフラを備えたエコビレッジ(百-MoMo-)の建築を目指す中野雄登さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 中野雄登/1994年、宮城県古川市(現 大崎市)生まれ。幼少期より生き物好きで、地域の生き物観察系イベントにも度々参加。中でも田んぼの周辺の水路での活動が印象に残り、大学では農学部に進学して水田をフィールドに学びたいと思うようになる。 高校1年の2011年3月、東日本大震災発生。「本当に大変だった人達の力になれなかった」という思いが残り、進学後にはボランティアをしようと決める。2013年、宇都宮大学農学部入学。環境保全・教育支援等の活動を行う学生主体のNPO法人に所属し、4年間の大半を注ぎ込む。2017年、東北大学大学院農学研究科に進学。川渡の附属農場と農家圃場をフィールドに、水田における土壌と生物の研究に明け暮れる。一方で、環境サークル「TSALL東北」を立ち上げ、少しずつメンバーを増やしながら細々活動する。 修了を目前に控えた2019年3月、環境サークルの存在を知った百ブルー(9/16歩くラジオゲスト...
Published 01/04/23
この夏、JALとポケットマルシェが始めた「青空留学」一期生の鈴木麗永さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 鈴木麗永(すずきれな)/2002年、山形県鶴岡市出身。金沢工業大学情報フロンティア学部経営情報学科2年生。現在は、青空留学一期生として、熊本県阿蘇郡高森町にある「有限会社 かわべ養魚場」で活動している。 ※青空留学とは、 大学生と、 大学生のメンターとなるJAL社員が実際に生産者の元を訪れ、 生活を共にすることで、 現地のリアルを自らの目で見て、 学び、...
Published 01/02/23
北海道洞爺湖の広大な農地で自然循環農法を営む農家、佐々木麻紀さんをゲストにお招きし、歩きながら1時間、対談する。 佐々木麻紀/1975年、北海道洞爺湖町出身。有限会社「佐々木ファーム」代表取締役。北海道洞爺湖町の14町(東京ドーム約3個分)の畑で「未来に繋がる農と食」をテーマに自然循環農法で60〜80品種の多品目の野菜を育てる。 2011年より洞爺へ戻り、4代目姉夫婦とダイレクトマーケティングを開始。飲食経験を活かし、主に外食産業に販売を広げる。2015年よりCSA(Community Supported Agriculture=地域支援型農業)のありがとう会員制度を導入。2017年代表就任後、「食を通していのちをつなぐ」というプロジェクトを多数展開。野菜の生産販売のみならず、農業体験・食育・環境問題に取り組む。目指すは野菜という”いのち”の価値の底上げ。 野菜はG20大阪サミットでも提供され、文藝春秋21年新年号にて「日本を変える21人」の1人として紹介される。また2021年11月、コープ北海道農業賞にて特別賞受賞。12月より新会員制度『SASAKI...
Published 12/30/22