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カミーユ・サン=サーンスのピアノ協奏曲2作品のうち、1868年に作曲された第2番をお届けします。 協奏曲第1番も第2番も初演は自分で弾くほどのピアノの名手だったサン=サーンス。第1楽章だけでも多種多様な音楽が流れる、この巨匠の多面的な音楽的才能をご堪能ください。 中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。    【出演】中田昌樹(指揮者)    【演奏】カミーユ・サン=サーンス作曲 『ピアノ協奏曲』第2番 ト短調 第1楽章     Marc Soustrot/指揮 Romain Descharmes/ピアノ     Malmö Symphony Orchestra/演奏      イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ   【提供】笹川日仏財団
Published 12/01/23
今回は、エリック・サティ作曲の『ジムノペディ』をドビュッシーのオーケストラ編曲版でお聴きいただきます。 オーケストレーションによって多様な音色が重なって、いわば点描のようなピアノ版とは異なり、イメージの膨らみが感じられるのではないでしょうか。 中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。    【出演】中田昌樹(指揮者)    【演奏】エリック・サティ作曲 『ジムノペディ』第1番 (オーケストラ版/クロード・ドビュッシー編曲)     ジェローム・カルテンバック/指揮 ナンシー歌劇場交響楽団/演奏     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ   【提供】笹川日仏財団
Published 11/24/23
エリック・サティが高級婦人雑誌の企画でシャルル・マルタンの20枚のイラストに曲をつけた『Sports et divertissements(スポーツと気晴らし)』の2回目です。 今回もまずは曲を聴いてどんなイラストが描かれているか、想像しながら聴いてください。 #108~#111でご出演していただいたソプラノの安田麻由子さんがNHKテレビ「名曲アルバム」で前回の『Je te veux』を演奏していますので、ぜひご鑑賞ください。 サティ作曲 「ジュ・トゥ・ヴ~あなたが欲しい~」 ピアノ 本田聖嗣 ソプラノ 安田麻佑子 11月22日(水) 5:55-6:00 BSP/BS4K  11月23日(木) 6:20-6:25 Eテレ 中田昌樹さんの⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。   【出演】中田昌樹(指揮者)   【演奏】エリック・サティ作曲 『スポーツと気晴らし』より    「競馬」「陣取り遊び」「ピクニック」「ウォーターシュート」「そり」「いちゃつき」「花火」 ...
Published 11/17/23
エリック・サティの2回目です。 今回お届けするのは、高級婦人雑誌の企画でシャルル・マルタンの20枚のイラストにサティが曲をつけた『Sports et divertissements(スポーツと気晴らし)』です。絵に応じた20曲のほかに、前置きとしてサティ自身が「まじめで立派なコラール」と称する「序曲」もあります。 自筆の楽譜には、拍子の指定も小節線もなく、演奏は音楽家のイメージに委ねられていて、時代を先取りしているかのようです。 #108~#111でご出演していただいたソプラノの安田麻由子さんがNHKテレビ「名曲アルバム」で前回の『Je te veux』を演奏していますので、ぜひご鑑賞ください。 サティ作曲 「ジュ・トゥ・ヴ~あなたが欲しい~」 ピアノ 本田聖嗣 ソプラノ 安田麻佑子 11月11日(土) 14:50-14:55 NHK総合TV 11月15日(水) 12:40- 12:45 Eテレ 11月23日(木) 6:20-6:25 Eテレ BSP/BS4K  11月22日(水) 5:55-6:00 同じく安田麻由子さんがNHK...
Published 11/10/23
これから4回にわたってエリック・サティを取り上げます。 今回お届けするこの曲は、誰もがどこかで聞いたことがあるけれども、曲のタイトルはわからない人が多いのではないでしょうか。これはサティ作曲の『Je te veux(ジュ・トゥ・ヴ)』。直訳すれば「あなたが欲しい」ですが、これはもともとスローワルツの女王と言われたポレット・ダルティのために書かれたシャンソンで、サティ自身がピアノ独奏用に編曲したものです。そのため結構低いキーで書かれています。 #108〜#111でご出演していただいたソプラノの安田麻由子さんがNHKテレビ「名曲アルバム」でこの『Je te veux』を演奏していますので、ぜひご鑑賞ください。 サティ作曲 「ジュ・トゥ・ヴ〜あなたが欲しい〜」 ピアノ 本田聖嗣 ソプラノ 安田麻佑子 11月1日(水) 12:40-12:45 Eテレ 11月11日(土) 14:50-14:55 NHK総合TV 11月15日(水) 12:40- 12:45 Eテレ 11月23日(木) 6:20-6:25 Eテレ BSP/BS4K  11月6日(月)...
Published 11/03/23
フランシス・プーランク作曲『六重奏曲』(木管五重奏+ピアノ)の第三楽章は、ゆっくりとした第二楽章とは対照的に、Prestissimo (プレスティッシモ)。  慌ただしく急いだテンポ感じで、沈黙していたピアノが目まぐるしく活躍します。また、ホルンの音質・音域の多様性が存分に生かされています。  ⁠⁠⁠中田昌樹さんのFacebook⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。  【出演】中田昌樹(指揮者)  【演奏】フランシス・プーランク作曲 『六重奏曲』第三楽章     フィリップ・ベルノルド(フルート)、オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ)、ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)、     ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)、エルヴェ・ジュラン(ホルン)、アレクサンドル・タロー(ピアノ)     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団
Published 10/27/23
前回に続き、フランシス・プーランク作曲『六重奏曲』(木管五重奏+ピアノ)をお届けします。 今回の第二楽章は、ディヴェルティスモン/Divertissement(イタリア語でディベルティメント/ Divertimento 日本語では嬉遊曲)と副題のついている、許された中での音楽的な遊びが施され、シンプルな中にもそれぞれの楽器の特性がよく表されています。 久野麗著『プーランクを探して』(春秋社、2023年)に、プーランクが8歳の時に聞いたドビュッシーの『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』や12歳の時に観たビゼーの『カルメン』についての感想が紹介されていて、この作曲家の幼い頃からの鋭い感受性が見て取れます。  ⁠⁠⁠中田昌樹さんのFacebook⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。  【出演】中田昌樹(指揮者)  【演奏】フランシス・プーランク作曲...
Published 10/20/23
オーボエ、ファゴット、ピアノによる『三重奏曲』に続き、同じくフランシス・プーランク作曲による木管五重奏+ピアノの編成の『六重奏曲』。 木管五重奏にはフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットに、なぜか金管楽器のホルンが入っていますが、木管楽器の素速い動きに、勝るとも劣らないホルンの素速いタンギングと雄弁な表現もこの曲のひとつの聴きどころでしょう。 ⁠中田昌樹さんのFacebook⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】フランシス・プーランク作曲 『六重奏曲』     フィリップ・ベルノルド(フルート)、オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ)、ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)、     ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)、エルヴェ・ジュラン(ホルン)、アレクサンドル・タロー(ピアノ)     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団
Published 10/13/23
フランシス・プーランク作曲のオーボエ、ファゴットとピアノのための『三重奏曲』の第三楽章です。 オーボエとファゴットという、お互いとても特徴的な音色の楽器で奏でられる旋律線が絡み合う中、巧みに寄り添うピアノは、曲全体を縁取るような絵画的な曲想が感じられます。このダブルリードの楽器で、このように軽やかさを出すのは至難の業なのですが、これを可能としているのは、フランス語ならではの口の動きや舌の鋭敏さ、話す言葉の速さなども関連しているのではないでしょうか。 これぞ軽妙洒脱としか言いようのないこの第三楽章をご堪能ください。 ⁠中田昌樹さんのFacebook⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者)   【演奏】フランシス・プーランク作曲 オーボエ、ファゴットとピアノのための『三重奏曲』第三楽章     オリヴィエ・ドリーズ(オーボエ)/ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)/アレクサンドル・タロー(ピアノ)     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ    【提供】笹川日仏財団
Published 10/06/23
フランシス・プーランク作曲のオーボエ、ファゴットとピアノのための『三重奏曲』の第二楽章です。 プーランクは、音域によって全く異なる響きを持つオーボエという楽器の特性をよく知っていたのでしょう。フルートやクラリネットに比べ、音圧が必要なダブル・リードならではのオーボエ表現力をお聴きください。 中田昌樹さんのFacebook⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者)  【演奏】フランシス・プーランク作曲 オーボエ、ファゴットとピアノのための『三重奏曲』第二楽章     オリヴィエ・ドリーズ(オーボエ)/ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)/アレクサンドル・タロー(ピアノ)     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ   【提供】笹川日仏財団
Published 09/29/23
今回はフランシス・プーランクが20代半ばに作曲したオーボエ、ファゴットとピアノのための『三重奏曲』を聴いていただきます。 この三重奏曲はフランス語でフランス語でTrio pour hautbois, basson et...
Published 09/22/23
パリで活躍するソプラノ歌手の安田麻佑子さんをお招きしての4回目、最終回です。 今回は、安田さんの声質である、ソプラノの中でも高い音を得意とする、コロラトゥーラ・ソプラノのレパートリーに多く取り上げられる「うぐいす」がテーマです。 「うぐいす」と名のつく曲はほとんど歌った、という安田さん。 鳥のさえずりを聞くと、それが音符になって感じてしまうフランス人の音楽仲間や、鳥の鳴き声を採譜してたくさんの作品を作曲したオリビエ・メシアンまで話は広がりました。フランス人には自然を愛で、それを捉えて芸術作品に高める鋭い感性があるのでしょう。 【出演】中田昌樹(指揮者)  【演奏】アルバム『Estampes』よりレイナルド・ハーン作曲 『リラに来るうぐいす』、レオ・ドリーブ作曲『うぐいす』     安田麻佑子(ソプラノ)/ロマン・デシャルム(ピアノ)/フルール・グルネセン(フルート)     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ   【提供】笹川日仏財団
Published 09/15/23
パリで活躍するソプラノ歌手の安田麻佑子さんをお招きしての3回目です。 青白く揺蕩う月の光に魅せられたフランスの作曲家たち。ドビュッシーとフォーレ、同時代に活躍したふたりですが、その作風の違いに対する、安田さん自身の向き合い方についてのお話は興味深いものがあります。 【出演】中田昌樹(指揮者)  【演奏】アルバム『Estampes』よりクロード・ドビュッシー作曲 『月の光』、ガブリエル・フォーレ作曲『月の光』     安田麻佑子(ソプラノ)/ロマン・デシャルム(ピアノ)     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ   【提供】笹川日仏財団 
Published 09/08/23
パリで活躍するソプラノ歌手の安田麻佑子さんをお招きしての2回目です。 個性豊かなドビュッシーの作品や、これぞフランス歌曲というアーンの曲について、その魅力を語っていただきます。 パリ市立シャトレ劇場のデビューに、モーツァルト『魔笛』の夜の女王に抜擢されたコロラトゥーラの安田さんが奏でる、美しい演奏をご堪能ください。 【出演】中田昌樹(指揮者)  【演奏】アルバム『Estampes』よりクロード・ドビュッシー作曲 『ピエロ』『あやつり人形』『中国のロンデル』、エルネスト・ハーン作曲『春』     安田麻佑子(ソプラノ)/ロマン・デシャルム(ピアノ)     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ   【提供】笹川日仏財団 
Published 09/01/23
パリで活躍するソプラノ歌手の安田麻佑子さんがフランスのレーベルArties'sから2016年に発表したアルバム『Estampes』より、珠玉のフランス歌曲の数々をこれから3回にわたってお届けします。 Estampe(エスタンプ)はフランス語で版画を意味します。日本の版画というと浮世絵ですが、このアルバムは浮世絵の世界にあるような花や鳥、虫をテーマにプログラムしたそうです。 一時帰国中の安田さんにお越しいただき、フランスでの舞台秘話など、いろいろなエピソードを語っていただきました。 【出演】中田昌樹(指揮者)  【演奏】アルバム『Estampes』よりジョルジュ・ビゼー作曲...
Published 08/25/23
ピアノ組曲『鏡』の「道化師の朝の歌」をラヴェル自身がオーケストレーションした管弦楽版でお届けします。 『ダフニスとクロエ』や『ラ・ヴァルス』と同様、高度なテクニックを必要とする管楽器の躍動と、多彩な種類の打楽器の使用で、華麗なサウンドを奏でます。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】モーリス・ラヴェル作曲 組曲 『鏡』より第5曲「道化師の朝の歌」(管弦楽版)     フランス国立リヨン管弦楽団、レナード・スラットキン(指揮)     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ  【提供】笹川日仏財団 *このシリーズでホセを歌った後田翔平さんのソロリサイタルが、9月10日(日)14時より西条市総合文化会館にて上演されます。 ⁠⁠⁠http://sogobunka.com/jigyo/4911⁠
Published 08/18/23
組曲『鏡』の中でも最も演奏される機会が多い「道化師の朝の歌」。唯一「Alborada del gracioso」というスペイン語のタイトルがついていることからも想像できるとおり、とてもスペイン的な楽曲です。これ以外にも、ラヴェルはオペラ『スペインの時』や管弦曲『スペイン狂詩曲』など、スペインを意識した作品を多く残し、「スペイン人よりもスペイン的な曲を書く」と言われることもあります。                      【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】モーリス・ラヴェル作曲 組曲 『鏡』より第5曲「道化師の朝の歌」     フランソワ・ジョエル・ティオリエ/ピアノ     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ  【提供】笹川日仏財団 *このシリーズでホセを歌った後田翔平さんのソロリサイタルが、9月10日(日)14時より西条市総合文化会館にて上演されます。 ⁠⁠⁠http://sogobunka.com/jigyo/4911⁠
Published 08/11/23
モーリス・ラヴェル作曲のピアノ組曲『鏡』の中から、作曲家自身によってオーケストレーションされた「海原の小舟」をお届けします。 ヴィオラの中音域の音色を活かしたソロ、クラリネットやバスクラリネットの独特な奏法、ソルディーノ(弱音器)をつけた金管楽器の特殊な音色で、波飛沫のたつ海原で揺れる小さな舟の様子とともに、天候の情景までもが目に浮かぶような、ラヴェル独自の手法で見事に描かれています。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】モーリス・ラヴェル作曲 組曲 『鏡』より第3曲「海原の小舟」(管弦楽版)     フランス国立リヨン管弦楽団、レナード・スラットキン(指揮)     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ  【提供】笹川日仏財団 *このシリーズでホセを歌った後田翔平さんのソロリサイタルが、9月10日(日)14時より西条市総合文化会館にて上演されます。 ⁠⁠⁠http://sogobunka.com/jigyo/4911⁠
Published 08/04/23
アパッチ族をフランス語風に「アパッシュ」と名乗り、「ならず者」を気取った芸術家グループ。ドビュッシーの斬新なオペラ『ペレアスとメリザンド』を擁護するなど新しい芸術を支持することを信条とし、毎週土曜日に集まって文学や音楽の新作を披露していました。世紀末のパリを象徴するこのサークルは、第一次世界大戦が始まった1914年に解散するまで、定期的に会合を開いていました。 モーリス・ラヴェルは、1904年から1905年にかけて作曲したピアノ組曲『鏡』の5つの曲をこのアパッシュのメンバーに献呈しています。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】モーリス・ラヴェル作曲 組曲 『鏡』より第3曲「海原の小舟」     フランソワ・ジョゴル・ディオリコ/ピアノ     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ  【提供】笹川日仏財団 *このシリーズでホセを歌った後田翔平さんのソロリサイタルが、9月10日(日)14時より西条市総合文化会館にて上演されます。 ⁠⁠⁠http://sogobunka.com/jigyo/4911⁠
Published 07/28/23
カルメンのいない『カルメン』の最終回です。  スペインの英雄、闘牛士のエスカミーリョにとってカルメンはどんな存在なのでしょう? バリトンの町英和さんが独自の視点で語ります。 そして、ピアノを演奏している江澤隆行さんからも『カルメン』の音楽性について短くも鋭いコメントをいただいています。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲オペラ 『カルメン』 行進曲と合唱(第4幕)、闘牛士の歌(第2幕)     中田昌樹/指揮 山陰フィルハーモニー管弦楽団/演奏 町英和/バリトン 江澤隆行/ピアノ     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ  【提供】笹川日仏財団 *このシリーズでホセを歌った後田翔平さんのソロリサイタルが、9月10日(日)14時より西条市総合文化会館にて上演されます。 ⁠⁠http://sogobunka.com/jigyo/4911⁠
Published 07/21/23
カルメンのいない『カルメン』の3回目。 ホセの故郷のバスクから想いを寄せる許嫁ミカエラ。プロスペール・メリメの原作にはない、清らかで純朴、弱々しいのか、はたまたそれは見かけだけで芯のある強い性格なのか。演出家や歌手によって性格づけが異なるという不思議な存在です。 番組後半では、カバーとアンダースタディというオペラ公演には欠かせない役割について、中田先生自らの経験に基づいた説明に「なるほど!」と納得。 【出演】中田昌樹(指揮者)    【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲オペラ 『カルメン』 第三幕への間奏曲、ミカエラのアリア(第3幕)     中田昌樹/指揮 山陰フィルハーモニー管弦楽団/演奏 吉田珠代/ソプラノ 江澤隆行/ピアノ     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団 *このシリーズでホセを歌った後田翔平さんのソロリサイタルが、9月10日(日)14時より西条市総合文化会館にて上演されます。 ⁠http://sogobunka.com/jigyo/4911⁠
Published 07/14/23
カルメンのいない『カルメン』の2回目です。 故郷の許嫁であるミカエラと再会後、カルメンと出会い、どんどんのめり込んでいくホセ。カルメンへの想いでいっぱいに膨らんだ胸の内を全て吐露する愛の告白「花の歌」は、少し物憂げな調べの曲です。きっと、聴いている人の心にも響くことでしょう。 【出演】中田昌樹(指揮者)    【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲オペラ 『カルメン』 第四幕への間奏曲、花の歌(第2幕)     中田昌樹/指揮 山陰フィルハーモニー管弦楽団/演奏 後田翔平/テノール 江澤隆行/ピアノ     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団 *今回ホセを歌った後田翔平さんのソロリサイタルが、9月10日(日)14時より西条市総合文化会館にて上演されます。 http://sogobunka.com/jigyo/4911
Published 07/07/23
レクチャーコンサートやオペラ演奏会でオペラを中心とするフランス音楽を紹介してきましたが、100回記念を飾る今回はフランスの代表作『カルメン』を再び取り上げます。 今までレクチャーコンサートやオペラに出演してもらい現在まで目覚ましい活躍をしている歌手たちに出演してもらい、「ちょっと変わった切り口」を謳う当番組らしく、カルメンのいないオペラ『カルメン』を語ります。 【出演】中田昌樹(指揮者)    【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲オペラ 『カルメン』 第二幕への間奏曲/ミカエラとホセの二重奏(第1幕)     中田昌樹/指揮 山陰フィルハーモニー管弦楽団/演奏 後田翔平/テノール 吉田珠代/ソプラノ 江澤隆行/ピアノ     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団
Published 06/30/23
番組100回記念を控え、今回から数度にわたって、あの言わずと知れた誰もが知っているフランスオペラの名曲ビゼーの『カルメン』を取り上げます。 シンバルの微妙な音色、音質の変化や声質、役柄に配慮した調性感、歌詞と音楽の関係性など、ビゼーの音楽の妙に関する発見がいっぱいです。 【出演】中田昌樹(指揮者)   【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲オペラ 『カルメン』 前奏曲(第1幕)/第4幕への間奏曲/行進曲(第4幕)     中田昌樹/指揮 山陰フィルハーモニー管弦楽団/演奏     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 ピアノ/江澤隆行   【提供】笹川日仏財団
Published 06/23/23
前回に続きサン=サーンスの『アレグロ・アパッショナート』をお届けします。ただし今回の作品はチェロとオーケストラのために書かれたもの。 コンセルヴァトワールの教授のために作曲した『チェロ協奏曲』と、友人のために作曲したこの『アレグロ・アパッショナート』には類似点や相違点があります。同じ頃に作られたこれら2つの作品それぞれの味わいを堪能してみてはいかがでしょうか? 【出演】中田昌樹(指揮者)   【演奏】カミーユ・サン=サーンス作曲 『アレグロ・アッパッショナート』 ロ短調 Op. 43 (チェロと管弦楽版)     マルク・スーストロ/指揮 ガブリエル・シュヴァルべ/チェロ マルメ交響楽団/演奏     イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 ピアノ/江澤隆行   【提供】笹川日仏財団
Published 06/16/23